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#2024年の自選五首を呟く

境目は意識するほど溶けやすく夏至の真昼に知る花呼吸
(suiu 2024年6月21日)

「かすみそう」あなたのうでにそれはなく、ひかりをさしたつぶやきだった
(毎月短歌16 テーマ詠『ひらがなだけの歌』)

うつくしい記憶になってたまるかよ心に桃の産毛を生やす
(第78回恋愛短歌同好会)

希死念慮、ついてくるなら潮騒が聞こえなくなるまで歩こうか
(現代歌人協会主催第53回全国短歌大会)

ひとよりも多くの薪をくべているあなたの火が見たくて恥ずかしい
(連作『火の番』)


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noteマガジン「自選短歌」

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