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自選短歌:2023年1月

神さまは地上が恋しくなったときうさぎになるため雪を降らせる

深夜まで花火が止まずきみの目が瞬きしないことに気がつく

挨拶をすれば意外と馴染むねと知らぬ団地で夫婦のふりで

核心を避けたわれらの毎日を模しているウノを言わないUNO

天国で落ち合えそうもなく祈る「地獄にきみが居ませんように」

廃刊になった雑誌の冥界で今はモじゃない読モが笑う

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