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風呂キャンセル界隈はなぜ増える?

こんにちは。しんしん心理研究所の心理師Shingo(しんしん)です。最近、「風呂キャンセル界隈」という言葉がSNSでよく見かけられます。これは、わざとお風呂に入らないことを指しています。一見すると「ただのサボりかな?」と思うかもしれませんが、実は現代社会のストレスや人々の心理状態が影響していると言えます。この記事では、風呂キャンセル界隈が増えている理由を社会的・心理的な視点から考えてみます。

風呂キャンセル界隈とは?

「風呂キャンセル界隈」とは、わざとお風呂に入らないことや、お風呂をスキップすることや、頻繁にお風呂に入らないことも指します。これは、いつもの生活のリズムを変えることで、自分を解放しようとする行動です。お風呂に入ることは普通の日常の一部ですが、そのリズムを壊すことで何か新しい感覚や自由を感じる人もいます。それでは、なぜ今、風呂キャンセル界隈が増えているのでしょうか?

忙しい生活と疲れの影響

風呂キャンセル界隈が増えている理由のひとつは、忙しい生活と心の疲れです。現代の人々はたくさんの仕事やお金の問題に追われ、常に時間に追い立てられている感じがします。働き方の変化やリモートワークによって、仕事の自由度は増えましたが、その一方で常に働かなければならないというプレッシャーも増えています。このような状況から、うつ状態やストレスを抱える人も多くなっています。また、スマートフォンやSNSからの情報が多すぎて、心が疲れてしまい、リラックスする時間が少なくなっているのも原因のひとつです。

こうした状況から、人々は少しでもリラックスしたいと考え、お風呂に入ることすら面倒に感じることがあります。お風呂に入ることが体力を消耗することだと思い、それを避けることで少しでも楽になろうとするのです。また、お風呂に入るための準備や、体を乾かす作業も面倒に感じることが多く、それが風呂キャンセル界隈が増加する理由のひとつになっています。

自分を守りたい気持ちと他人の目

風呂キャンセル界隈の増加には、他人からどう見られるかを気にしすぎることも関係しています。現代はSNSやインターネットの影響で、他人からの評価を常に意識してしまう社会です。そのため、自分がどう見られるかを考えすぎて、疲れてしまう人が増えています。お風呂に入ることで「ちゃんとしている」と思われる反面、「髪がべたついている」「肌が荒れている」といったことを気にしすぎるあまり、お風呂に入るのを避ける人もいるのです。これによって、一時的にでも自分を評価されるプレッシャーから逃れたいという気持ちが風呂に入らないということにつながっています。

自然な体の状態を保ちたい

また別の理由で風呂に入らないことをあえて選ぶこともあります。それは「自然な体の状態を保ちたい」という理由です。お風呂に入ることで、体についている微生物が流されてしまいますが、これらの微生物は実は健康にとって大切な役割を果たしています。この微生物のことを「マイクロビオーム」と呼びます。風呂に入る回数を減らすことで、マイクロビオームを保ち、肌の健康や免疫力を高めようとする考えもあります。

さらに、お風呂に入らないことで時間が浮き、その分リラックスできる趣味や他の活動に使えることもあります。つまり、風呂キャンセル界隈は単なる怠けではなく、自分をケアするための選択肢として考えられることも増えています。

社会的なプレッシャーからの解放

風呂キャンセル界隈の増加には、社会からのプレッシャーから解放されたいという気持ちもあります。お風呂に入ることは「清潔でいるべきだ」という社会のルールに従うことですが、そのルールに疲れてしまった人々が、自分の心地よさを優先してお風呂に入らないことを選ぶようになっています。お風呂に入らないことで、自分のペースで生活でき、他人からの期待や評価から解放されることができます。

また、自分を大切にするためにも、風呂キャンセルは重要です。現代の社会では、他人からの評価を重視しすぎるあまり、自分の本当の気持ちや欲求を見失ってしまうことがよくあります。風呂キャンセルは、そういった社会的なプレッシャーに対抗し、自分のニーズに応じた選択をすることで、自己肯定感を高める方法としても考えられています。

まとめ

風呂キャンセル界隈が増えている背景には、忙しい生活、他人の目を気にすること、自然な体の状態を保ちたい気持ち、そして社会からのプレッシャーからの解放を求める気持ちがあります。これらの要因が複雑に絡み合い、人々はお風呂に入ることを止めることで少しでも心の平安を得ようとしているのです。しかし、これは一時的な心と体の安定をもたらすかもしれませんが、長い目で見ると健康上の問題や新たなストレスの原因になる可能性もあります。

風呂キャンセル界隈という現象を理解することで、現代社会が抱えるストレスや人々の心の葛藤を理解する手がかりになるかもしれません。自分がどのように他人と関わり、自分をどう大切にしていくかを考える上で、風呂キャンセル界隈の増加は大切なヒントを与えてくれる現象です。
心が疲れてしまった時には、しんしん心理研究所へいつでも相談に来てください。

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