
外来看護師のひとりごと42 歯科受診の大切さ
みなさんこんにちは。
紅里です。
今日は歯について綴らせていただきます。
外科手術の前に歯医者に行くよう言われたことはありませんか?
なぜ歯医者?と思った方も多いと思います。
実は口腔内には細菌がいっぱいいるのです。
全身麻酔のときは挿管といって、口から気管に管を入れ人口呼吸を行う必要があります。
その際に細菌が気管と一緒に肺に入ってしまい、肺炎になったりします。
また、ぐらぐらしている歯があると挿管するときに折れてしまうことがあります。
さらに、細菌は唾液と一緒に飲み込むので、口腔内、消化管の手術をした際、切ったところで感染をおこすこともあります。
肺炎などは命の危険性があり、創部感染はひどいときはもう一回手術しなければならないこともあります。
なので、手術前に歯科受診をお勧めしているのです。
詳しくはこちらをどうぞ。
もちろん緊急の手術のときはそんなことはしてられません。
救命が第一です。
でも予約手術なら手術までに期間があるはずです。
すぐに歯科に予約を入れましょう。
歯科では歯をチェックし、歯石除去・クリーニング、虫歯の治療、ぐらぐらしている歯の固定や抜歯をしてくれます。
少しでも不安要素を減らし手術に臨みたいものですね。
しかし、歯医者って苦手な方多いですよね?
かく言う私もその一人です(笑)
この間十年ぶりくらいに歯が痛くなり歯科を受診しました。
やはり同じようなことを説明され、歯をクリーニングしてから虫歯の治療に入ると言われました。
本当は定期的に受診してチェックしてもらうのがいいんですよね。
わかっています、わかっていますとも・・。
虫歯の治療が終わっても、これからは定期的にチェックしてもらおうと思っています。
いかがでしたか。
では今日はこれで失礼します。
また読んでいただけると嬉しいです。