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【少年憧憬社】文学フリマ東京39に出店します。

栗山真太朗です。今日もこつこつ小説を書いております。こつこつ。
さて、少年憧憬社は12月1日(日)、東京ビッグサイト西3・4ホールで開催する文学フリマ東京39に出店します。ブース番号は「す-32」、カテゴリは「小説|純文学」です。

WEBカタログはこちらになります。↓

https://c.bunfree.net/c/tokyo39/w/%E3%81%99/32


フライヤー(お品書き)はこちら。


ブースはこちらになります。会場がビッグサイトになり広くなったのでご注意を。個人的には今回もワンオペの予定なのでお手洗いが近いのがありがたしです。


はじめに意気込み、および作者紹介


5月の文学フリマ東京38に続いての参加となります。5月から個人的にいろいろありました。文芸関連ですと、11月までのあいだに某五大文芸賞2つに応募し、短編小説の賞3つ、掌編の賞2つに応募しました。中編2作品短編3作品掌編2作品。今後とも精進していきたいものです。

また、文学フリマ東京38で初出でしたエッセイ『新潮新人賞の最終候補になると何が起こるか日記』は機械書房さま、双子のライオン堂さま、古書ビビビさま、そぞろ書房さまなど書店様のご協力もあり、たいへん多くの皆さまにお読みいただきました。現時点で三刷目となります。

この好評を受け、今回の新刊をその時の最終候補作品『覗き見るもの』としました。選考委員の選評を受けて加筆修正をしたのですが、多くの学びがありました。応募した2022年3月末から数えると九校くらいやったのではないでしょうか。一つの小説にここまで向き合ったのは初めてです。今後の執筆活動を再考する良い機会となりました。
最終候補作品をこうして本にできるのも、そもそも私がインディーズでやっている人間だからで、なかなかない経験だと思いますし、これは今後の創作に生かさねばと考えます。がんばっていきますので、今後とも応援いただけましたら幸いです。

よろしければこのnoteに「いいね」、もしくはWEBカタログにて「気になる!」ボタンを押していただけますと嬉しいです。今後の執筆活動の励みになります。
当日は自分の声が小さかったり、耳が遠かったりで聞き直したりするかもしれませんが、どうかご容赦ください。お取り置きのご用命がございましたらX(旧Twitter)のDMにて品名と冊数をお伝えいただけましたら幸いです。当日持参する冊数の目安になりますので。どうぞよろしくお願いいたします。


栗山真太朗は、フリーランスでライター・編集制作・古書店業を営む文筆家。主に文学フリマおよびライブハウスで活動する「少年憧憬社」の代表。
小説『覗き見るもの』で第五十五回新潮新人賞最終候補となり、その経験を生かして2024年5月、初のエッセイ『新潮新人賞の最終候補になると何が起こるか日記』を上梓。小説新人賞公募勢を中心に好評を博している。
2024年12月、文学フリマ東京39にて第五十五回新潮新人賞の最終候補作『覗き見るもの』を発表予定。選考委員の講評を経て加筆修正を加えた完全版を予定している。
文芸活動の傍ら、都内のバンド「THE ROYAL NINE MINUTES」「Mrs.Queeze」などでドラマー・パーカッショニストを務める。
小説・エッセイなど仕事のご依頼はX(旧Twitter)のDMまで。
X(旧Twitter) https://twitter.com/kuriyama1youth

頒布予定作品

新刊小説『覗き見るもの』(第55回新潮新人賞最終候補作品)

装丁デザイン・NAYUTA a.k.a.栗山真太朗

僕はこの作品を推した。必ずしも文学作品の必要条件ではないが、今、世間に問うべき内容を目指すという姿勢が一番よく現れた作品だった。——上田岳弘

ラストの疾走感には、先が見えずとも走り続けなければならないと腹を決めた主人公の切実さが滲み、手に汗を握った。——金原ひとみ
(上記は「新潮」2023年11月号より引用)。

純文学 × ノワール。

【あらすじ】

阿佐ヶ谷に住むある男が無職になってから住居不法侵入がやめられなくなった。彼は不倫など無為無益な生活を送り自己嫌悪に苛まれているうち、ある日侵入した住宅で信じがたい光景を見にするが……。

第55回新潮新人賞最終候補作品に選考委員からの選評を受けて加筆修正を加えたディレクターズカット版。(文庫版・176ページ・1200円)

詳しくはWEBカタログをご覧ください。↓

https://c.bunfree.net/p/tokyo39/42318


エッセイ『新潮新人賞最終候補になると何が起こるか日記』


表紙・挿絵 あさいくぼみ a.k.a.ツマチャン

幸せになるために書くのだ。

2023年の夏、何の変哲のないある日、見知らぬ番号から電話が来た。電話の主は新潮社の編集者で「あなたの作品が新潮新人賞の最終候補になりました」と告げる。ぼうっと生きている作者は応募したことすらすっかり忘れていた。タイトル通り、新潮新人賞の最終候補になった作者のひと夏とそのあいだの生活を切り取った体験談エッセイ+書く人のための付録と短編小説。(文庫版・118ページ・1000円)

詳しくはWEBカタログをご覧ください。↓

https://c.bunfree.net/p/tokyo39/36614

こちらは2024年11月23日現在BOOTHでも販売しています。


搬送の都合上、今回はこの二冊のみの取り扱いとなります。
既刊の初期作品『花泥棒と秘密の猿たち』『川町サーガ』シリーズなどや合同誌および合作(敬称略・山本清風、恣意セシル、犬尾春陽)との本はBOOTHにてお買い求めできますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。


寄稿

文芸コンピレーション input selector Early2025

添嶋譲さんからお誘いいただき、短編小説『化かす』を「言葉の工房」(ブース番号:に-09)で頒布する同誌に寄稿しました。お声がけいただきありがとうございます。昔からの文学フリマ参加者には胸熱なアンソロジーではないでしょうか(このメンツで飲み会をやりたい)。以下、主宰の添嶋さんのブログから引用いたします。

文学フリマ東京39/京都9あわせの新刊です。
はっきり言ってしまうとこれは「ぼくのかんがえるさいきょうのアンソロジー」です。
裏テーマ的には「あの頃の文フリのメインストリーム的コンピレーション」なのかもしれません。

執筆者紹介(敬称略)
伊藤なむあひ『ルミミのおはなし小や』

並行移動するみたいにここに来た私。お話しする私。冒険する私。 ぐるりと回った何周目かの、でも立ち位置は高いところにいる、懐かしくて勇ましいはなし。
伊藤祐弥『いいいいい』
友達の行動、どうでもいい情報、モテる先輩(と話したりして)、見つけた日記、自分に関係あるようなないような、繰り返し、繰り返す毎日。でもたぶん少しずつ変化してる
オカワダアキナ「仮校舎」
なぜそんなことを言ったか、言わなかったのか、したのか、しなかったのか、わかっている、わかっていない。何もかも。 二人称文学というのがあって、たぶんこれは代表である。自分と他者の熱量、不安定さ、距離感の違い。
唐橋史「敏行朝臣冥界行」
『宇治拾遺物語』の「敏行朝臣の事」を下敷きに、互いの正体を知らないまま入れ替わった「少将」と「鈴鹿丸」の奇妙な冒険
栗山真太朗「化かす」
中野サンモール商店街でパフォーマンスをして日銭を稼いでいる手品師がろくでもない目に遭う話
瑞穂はじめ「渋谷心中」
1930年(昭和5年)、渋谷の映画館、活動写真、活弁士。トーキーが始まる直前のエンタメミステリー
三築未衣子「あの子の櫛」
銘仙を着る少女たち。別れる道、大人になるときに初めて気づくこと。そこに置いていくものの美しさ
添嶋譲「棄てる」
「してもよい」はいつしか「しなければならない」に変わってしまった。棄てに行くのは自分の父親。
そして、文学フリマ東京では別途案内しますが、別刷で解説冊子が着く予定です。担当はマツさん

空想少年通信(下記ソエジマさんのblog)



文学フリマ東京39以降もアンソロジーの参加のお誘いなどありましたらX(旧Twitter)のDMでご相談くださいませ。

5月の文学フリマ東京40は現在、参加を迷い中です。年一回は出店および新刊を出そうと考えております。

それでは、みなさまと会場でお会いできるのを楽しみにしています!

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