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#文学フリマ東京39 文芸コンピレーション『input selector Early2025』に寄稿しました。

栗山真太朗です。2024年12月1日(日)東京ビッグサイトにて行われる文学フリマ39にて少年憧憬社で出店します。ブース番号は「す-32」、カテゴリは「小説|純文学」です。詳しくは下記の記事をご覧ください。

本記事では寄稿情報をお伝えします。


文芸コンピレーション input selector Early2025

添嶋譲さんからお誘いいただき、短編小説『化かす』を「言葉の工房」(ブース番号:に-09)で頒布する同誌に寄稿しました。お声がけいただきありがとうございます。昔からの文学フリマ参加者には胸熱なアンソロジーではないでしょうか。個人的にはこのメンツで飲み会をやりたい。

以下、主宰の添嶋さんのブログから引用いたします。

文学フリマ東京39/京都9あわせの新刊です。
はっきり言ってしまうとこれは「ぼくのかんがえるさいきょうのアンソロジー」です。
裏テーマ的には「あの頃の文フリのメインストリーム的コンピレーション」なのかもしれません。

執筆者紹介(敬称略)
伊藤なむあひ『ルミミのおはなし小や』

並行移動するみたいにここに来た私。お話しする私。冒険する私。 ぐるりと回った何周目かの、でも立ち位置は高いところにいる、懐かしくて勇ましいはなし。
伊藤祐弥『いいいいい』
友達の行動、どうでもいい情報、モテる先輩(と話したりして)、見つけた日記、自分に関係あるようなないような、繰り返し、繰り返す毎日。でもたぶん少しずつ変化してる
オカワダアキナ「仮校舎」
なぜそんなことを言ったか、言わなかったのか、したのか、しなかったのか、わかっている、わかっていない。何もかも。 二人称文学というのがあって、たぶんこれは代表である。自分と他者の熱量、不安定さ、距離感の違い。
唐橋史「敏行朝臣冥界行」
『宇治拾遺物語』の「敏行朝臣の事」を下敷きに、互いの正体を知らないまま入れ替わった「少将」と「鈴鹿丸」の奇妙な冒険
栗山真太朗「化かす」
中野サンモール商店街でパフォーマンスをして日銭を稼いでいる手品師がろくでもない目に遭う話
瑞穂はじめ「渋谷心中」
1930年(昭和5年)、渋谷の映画館、活動写真、活弁士。トーキーが始まる直前のエンタメミステリー
三築未衣子「あの子の櫛」
銘仙を着る少女たち。別れる道、大人になるときに初めて気づくこと。そこに置いていくものの美しさ
添嶋譲「棄てる」
「してもよい」はいつしか「しなければならない」に変わってしまった。棄てに行くのは自分の父親。
そして、文学フリマ東京では別途案内しますが、別刷で解説冊子が着く予定です。担当はマツさん

空想少年通信(下記ソエジマさんのblog)


「化かす」について

実はこちらは、先日エントリした「第2回あたらよ文学賞」に送ったものです。

https://note.com/sinkuriyama/n/n5a8356d2dc75

もちろん提示されたテーマに則って書こうとしましたが出来上がったものはあんまり関係なくなってしまったな、でも悪くない短編になったからいいか、となったので送ったら講評をいただいたものです。

本当は当企画にて別の短編小説を書いて収録してほしかったのですが、諸事情あり〆切に間に合わせるのが難しくなってしまいました。今年は中長編を4本書いたものの、短編小説は少なく、同じく4本手がけています。ストックしている新作4本の中から提出しなければならず、こちら『化かす』を収録していただくこととなりました。
決して出来は悪くなく、評価もいただいている作品ですので、楽しんでいただけましたら幸いです。

まとめ


文学フリマ東京39以降もアンソロジーの参加のお誘いなどありましたらX(旧Twitter)のDMでご相談くださいませ。

5月の文学フリマ東京40は現在、参加を迷い中です。年一回は出店および新刊を出そうと考えております。

それでは、12月1日当日はみなさまと会場でお会いできるのを楽しみにしています!

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