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noteをはじめて、1年がたちました。 自分のために、書くことをはじめてみようと思った日のこと、よく覚えています。 なんでもないある一日に、「信じる」という言葉が本や、歌から届いて、それがなぜかとても響いて、こわごわとですが、noteをはじめることにしました。 文章はずっと書いていたのですが、表に出すのがこわくて、人に見せることもしなくなっていました。でもどこかで、ことばの力を信じたい気持ちがあったのだと思います。 すぐに口をつぐんでしまったり、沈黙しがちなわりに、書
昨年の、ちょうどこのくらいの時期に、『さよならの衛星』という紙の本を作ってみた。 私がいままでに書いたお話たちをつめこんで、私が書き手としても読み手としても信頼している友達ふたりに解説をもらって、もし本を出すならこの人の絵をつかいたい、と常々思っていた人に絵をもらって、あとは書き下ろしをひとつ。 そうしてできあがったものが、おもしろかったかおもしろくなかったかは、私が言うことでもないとして、私としては、作っていておもしろかったし、満足しているので、よかったと思う。 もと
今回は、すごく思考の途中というか、いままでのエッセイとはちがう感じになってます。 そして長い。のでやすみやすみ。 ~はじめに~ わたしは、おっとりしたひと、だと思われることが多い。 けれど、頭のなかでは常に言葉が飛び交っていて、とてもいそがしい。 なにを話すか話さないか、話した場合どうなるのか。 いまの会話のなかで、相手にとって重要なのはどこで、どの言葉を選べば相手は話しやすくなるだろう。 そういったことを頭のなかで高速に、慎重に、演算している。 話す速度はしぜんとゆっ