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営みを止めないために手作業で生活をする まっしろい空 昼日向さらっと行こう銀行へそして実家へ買い物もして 歌は歌 聴けば聴くほどかなしくて季節をこえて私にとどく 懐かしさ漂うメロディ口ずさむすべては新譜だったメロディを 頼りなくか細い両手 からっ風 もう少しだけ強くなりたい 変わってくわたしから目を逸らさずにいついつまでも鏡を磨く 待つほどに時が豊かになってゆく 明日の手紙は明日書かれる やわらかい言葉が届くそのたびに綻んでゆく気持ち、ぬくもり 友だちと楽しく
音楽はブランケットだ ぬくもりをはためかせたら光る生活 食パンの期限が来たら食べられるあなたの作るフレンチトースト パンに塗るマーマレードの眩さに似てる黄色い君のよこがお エアコンが口を開けてて怖いからしがみついてる君が可愛い 鏡餅 プラスチックと気がついてぷっくり笑う君のほっぺた 釣ってきて捌いてくれたお魚を笑顔でくれる父の優しさ お風呂場の掃除の跡で妹か僕がやったかすぐ分かる母 目を閉じて胸の鼓動を聞きながら生きてるんだねとあなたは言って 愛してる 何もか
白熊杯運営のみなさま、ありがとうございます。俳句3句で参加します。 どうぞよろしくお願いします。 新年は鯨の如く訪れる 目を細め睫毛の虹に日向ぼこ 麿眉の雪だるまたち雅かな
白熊杯運営のみなさま、ありがとうございます。短歌三首で参加します。 どうぞよろしくお願いいたします。 冬晴れに一富士二鷹三茄子描いた紙を枕の下へ 映像の焚き火の音に包まれて友と語らう夢に微笑む 目を閉じてまぶたを意識して見れば蛍光灯も虹の景色か