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しんはく写真哲学

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写真やカメラ、芸術についての考察です。
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記事一覧

1600万画素のマイクロフォーサーズ機

 天気も良く、中韓からの越境大気汚染が過ぎ去ったため、ぶらりと自宅の近くの青島海岸を撮影…

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写真のリアリティ

 新田原基地の航空ショーを撮影し始めて10年が経過し、最近写真を改めて見直しています。 …

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撮影のモチベーションと2024年の総括

 写真撮影のモチベーションを絡めながら、今年の総括を語ります。取り留めのない感じで文章も…

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単写のおもしろさ

 みやざきフェニックスリーグが始まりました。  ちょうど時間があったので、ぶらぶらと観戦…

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色と物質

 色は何故あるのでしょうか?  答えはシンプルで、光は波長によって人間が色と認識する範囲…

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チェキとプリントサイズ

 私はとにかく「旅」が大好きで、写真を撮っているのはそこに旅の思い出を込めるためです。こ…

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OLYMPUS PEN E-P3

 前回、14年前のカメラE-PL1で撮影を行いました。  十分な画質能力を持っていることがわかったと思いますが、ひとつ欠点があってシャッター速度が最高で1/2000秒しかないということを紹介しました。  そこで13年前に導入したのがOLYMPUS PEN E-P3です。  同じ1200万画素機ですが、シャッター速度は1/4000秒までいけます。  これでほぼ不自由はなくなりました。  どうしてもファインダーを覗きたい派なので、当時ビューファインダーのVF-2とVF-3を購入

FinePix F60fdで撮影して、今のカメラを考える

 タイトルの通りです。  今のカメラは無意味に重厚長大になって、いらない機能満載で、お金…

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旅で良い写真を撮ろう!で、良い写真てなに。

時々、どうやったら良い写真が撮れますか?という、質問を受けることがあります。これはとって…

空の風景写真と航空機の関係

こんにちは。空が好きでたまらないしんはくです。 空の青色は大好きですが、なかでも群青色(…

写真と時空(とき)

写真は芸術です。 でも、油彩や水彩画のような絵画とは少しばかり異なります。 写真機というも…

風景の視程と大気汚染

今回のお話は、風景写真家にとって極めて重要な「視程(してい)」のお話です。 視程とは、ど…

感動の仕組み

90年代初頭に、私は感動の仕組みを探ろうと、数年間調査研究したことがあります。映像が人間…

ノイズとは何か

さて、写真のノイズと聞いて、あなたは何を思うでしょうか。 今回、この章で述べるノイズとは、「不鮮明さ」であると定義します。 風景写真において「ノイズ」はとんでもない悪者であると、多くの写真雑誌や、大多数のプロ写真家によって定義されているようです。 新しいカメラが、どれだけノイズリダクションが優れているか、どれほど高感度でノイズが出ないか、そういったことばかりが日々比較され検証されています。 風景写真の作品は、完ぺきにノイズを取り除き、超精細画像で、HDRを多用した非の打ち所