【伴走スタッフ日誌7】シングルマザーズデジタルキャンプ・プチコース2期実施レポート:キャリア面談
シングルマザーが「自分らしくはたらく」を目指す就労支援プログラム「シングルマザーズデジタルキャンプ」。
伴走スタッフの檸檬です。
今回は本就労支援プログラムの重要な柱のひとつである「キャリア面談」について、スタッフの目線から気づいたことや感じたことをご報告します。
「自分らしく働く」のスタートライン
シングルマザーズデジタルキャンプ プチコースでは、キャリアコンサルタントによるキャリア面談を期間中2回おこないます。
1回目の面談は、プチコース開始時におこなわれます。この3カ月間をどのように過ごすかに大きく関わるため、漠然としたお悩み相談で終わらないよう、さまざまな工夫をしています。
キャリア面談は準備が要
シングルマザーズデジタルキャンプでは、1回50分の面談を最大限に活用してもらうため、以下の流れで実施しています。
「キャリア面談準備&伴走シート」の入力
キャリアコンサルタントに相談情報の事前共有
キャリア面談実施
面談終了後に各自が面談の記録を入力
1.「キャリア面談準備&伴走シート」の入力
シングルマザーズデジタルキャンプが目指す
「自分らしく働く」= 「サステナブルな働きかた」の実現には、自己を理解することが必須です。
自分の軸を振り返る16の質問に答えていくことで、価値観やキャリアの指向性、希望している方向性などが整理されていきます。
キャリア面談で参加者が、意識的な姿勢を持てるように「こんな面談にしたい」や「どんなアドバイスを求めているか」といったことも明確に言語化してから面談に臨みます。
2.キャリア面談実施
事前共有によって有意義な相談に
キャリア面談の前に参加者が入力したシートには、面談を進める上で重要な情報が詰まっています。
このシートは、担当するキャリアコンサルタントに伴走スタッフから事前に共有されます。
前提情報や希望が十分に伝わった状態から面談がスタートするため、より深く有意義な相談時間になります。
3.面談終了後の振り返り
キャリア面談が終了し、参加者は「キャリア面談準備&伴走シート」の「面談後の記録」欄の下記内容を入力します。
面談から得た気づき
もらったアドバイス
次のアクション
相談後の高揚感が残るうちに振り返りをおこない、短期・中期・長期の目標を設定することで、今後の3カ月を意識的に過ごしていくことができるでしょう。
参加者の視点を持つこと
わたしたち伴走スタッフも参加者の立場に立つことを大切にしています。
今回は面談枠に余裕があり、キャリア面談の流れをスタッフも体験しました。
手前味噌になりますが、この流れでキャリア面談に臨んだところ、私自身にとっても、これまでで最も充実したキャリア面談になりました。
事前準備シートへの入力により、自分自身を徹底的に振り返ることができ、過去を整理し、これまでに道のりを客観的に認識することができました。
その結果、今とこれからの希望にフォーカスした状態で面談に臨むことができ、明確な目標を立てることができたと感じています。
新たなアイデアがうまれる
この一連の流れをスタッフとして体験したことから、2回目のキャリア面談をより効果的なものにするために、新たなアイデアが生まれました。
2回目のキャリア面談前に記入するシートに、3カ月を振り返り言葉にする項目を追加することです。
このような些細な気づきから改善が生まれます。
これからも実践と改善を重ねながら、より良い伴走支援に取り組んでいきたいと思います。
キャリア面談後のアンケートから
参加者の声をご紹介します。
次のステップへ
現在、シングルマザーズデジタルキャンプ プチコース2期では、グループリフレクションが進行しています。
キャリア面談で設定した目標に向ってスモールステップを大切にしながら前進していくために、2週間ごとに仲間とともに60分の振り返りをおこなうプログラムです。
次回レポートはグループリフレクションをテーマにご報告します。お楽しみに!
文責:檸檬(伴走スタッフ)