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中間管理職カルテ:嫉妬の正体を考える
最近立て続けに「嫉妬」に関する相談を受けました。誰でも優秀な人や物に対して嫉妬心を抱いた経験はあるはずです。しかし「嫉妬とは一体何なのか」或いは「どの様に克服したら良いのか」を考えたことがありませんでした。良い機会ですので記事として取り上げてみる事にしました。
嫉妬とは何か。
どんな時に抱いてしまうのでしょうか?
相談してくれたAさんは、とても物静かで内向的なしっかり屋さん。でも同期入社のBさんに嫉妬心を抱いていると言う。詳しく聞いてみるとこの様な感じです。
Bさんとは同期の中でも仲がよく、お昼時間も毎日一緒に過ごしています。BさんはAとは真逆な性格で、明るく社交的な人柄。当然、得意先からの信頼も高い。Aさんは社内外を問わず評価が高いBさんを目標にしていましたが、最近になって劣等感に変わって来たとお話ししてくれました。
つまり「羨ましさ」から「劣等感」に変化してしまい、そんな自分が嫌になり人事異動を願い出て来られたのです。
まぁ、良くある話ですよね。こんな時あなたならどの様にアドバイスしますか? 結構悩みませんか。
人間誰しもが認められたい願う「承認欲求」を持っています。AさんはBさんと比べることで、自分が周りから評価されていないと自己判断しています。確かにBさんは社交的でキビキビ仕事をして、誰の目からしても優秀な人材だと言うことは間違いありません。
でも良く考えると、Aさんが抱く嫉妬は単なる「八つ当たり」に近いことに気づきます。自分が社交性と言う点では敵わないと自己評価してしまい、敵対心に変化しているのです。
「Bさんを素敵だと感じているのであれば、素直に評価してあげれば良いよ」Aさんにはこの様に伝えてみました。「自分で褒めてあげたら楽になるのでは」この様にも伝えました。
電話越しでしたので表情は確認できませんでしが、長い沈黙時間の後の「ありがとうございます」の返事を聞き、何となく言いたいことが伝わったかな、と実感しました。
Bさんは確かに明るく場の雰囲気を一変してしまう程の魅力はありますが、緻密な内勤業務は苦手にしています。逆にAさんは内向的ではありますが、事務作業の速さと正確さには定評があり、誰もが認めているのです。
嫉妬を感じる多くの場合、自己分析をしていないことが多いのではないでしょうか。自分の特性を正確に理解し、自分が苦手にしていることを理解することが重要なのです。要するに「出来なくても良い」ときっぱり思うことが大切なのです。
また、内向的な性格を”悪いこと”自己判断することは良くありません。内向的な性格の方ほど素晴らしいアイデアを出せたり、特質的な集中力がある場合が多く、Aさんの様に事務作業が早くて正確な人材もいるのです。
また、幸せの定義も違います。自分が幸せだと感じたり、その感じ方についても理解を深めておく必要があります。人それぞれ価値観が違うし、考え方も違いますよね。
自己分析をすることで他人を認めるポイントと自分を認めるポイントを正しく知っておく。そして、幸せだと感じるポイントも知っておくと良いです。
これらの分析結果を元にして考えると、他人を認め、自分を認める癖がついていると、嫉妬心から離れた客観的視点が養われます。
嫉妬するのではなく、認めて素直に褒めてあげれば良いのです。自分の良い部分もきっと誰かが認めて褒めてくれます。自分だけの価値観で自己評価せず、素直な気持ちで他人と自分を見比べてみれば解決できるのです。
負けたって良いのです、
きっとあなたも気づかないところで誰かを負かしているのですから。🌱
🍀 自己分析:「自分ができなくても良い」ことを確認しておく
🍀 幸せの定義:「幸せ」と感じることに達成感を感じる
最後まで読み進めて頂きありがとうございました。
またお越しください。🌱
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