社会保障審議会での私からの提言をまとめてみました。
ひとり親家庭支援に関する基本方針の見直しを主目的とした社会保障審議会の会議に出席してきました。
父子家庭のスタンスで、そして障害を持つ身として、病児後子育て経験者として、生活保護受給経験者として、下記の事を発言してきました。
・男性にもDV被害により緊急一時保護、または避難する場が必要であること。相談の場がなく、住み慣れた土地を離れた自治体の生活保護課へ相談し避難している現状について
・親支援の中に男性学をベースにした現代社会における男性の生きづらさ、剥奪感を汲み取った、今後のライフプランや生き方についてまでカバーされている必要について、また専用の相談窓口が必要と提言
・年金を受給していない、障害ひとり親家庭の実態調査と経済支援の必要性について
・相談支援機関内での個人情報の取り扱いが自治体により違う件について、そもそも相談支援専門員であることで守秘義務を担っている事から、支援機関内で情報共有を行い、相談窓口の質の向上をさせていく事は可能である事について
・親支援事業が次世代の子ども達の父親、母親、家族観等のロールモデルになることも視野に入れた内容にする必要があることについて
・特定求職困難者雇用開発助成金の活用に母子と父子の間に差が存在する事について
・養育費と共同親権の推進を図る今後の基本方針を形作る文言に子どもの権利や人権という概念が入っていないのは、いかがなものなのか
・日常生活支援事業(ヘルパー)事業を自立支援として運用していく必要性について
・ひとり親家庭支援における自立支援協議会ののうな物の必要性について
などなど、熱く語って来ました。
次の社会保障審議会は1月17日12時〜14:00までの予定、恐らく最後の会議になるのだと、思います。
今後5年間の基本方針を次の5年に繋げるためのバトンに作り上げなければならない。
私はそのように考えています。