加賀れんこんと宮城県産のメヒカリの唐揚げで幸せ晩酌
更新が前後してしまったが、石巻への帰省から戻った日の晩酌のお供は石川県金沢市の特産品「加賀れんこん」と、宮城県産のメヒカリを唐揚げでいただいた。
宮城県産の生カツオ
宮城県産のメヒカリの唐揚げ
石川県金沢市の加賀れんこんの唐揚げ
北海道産のニンジンのラペ
石巻のご近所さんからいただいた菜の花のお浸し
宮城県産のれんこんも美味しいのだが、加賀野菜と呼ばれるブランド野菜のれんこんもまた美味しいのだと知ったのは、今年に入ってからである。
最近では近所のスーパーでも石川県産の野菜や海産物がたくさん並んでいる。中でもれんこんは、もともとこちらでも馴染みの野菜ということもあってか、野菜売り場の目立つ場所に置かれていることが多い印象がある。シャキシャキとしてそのまま焼いても煮物にしても美味しいのだが、今回は唐揚げにしてみた。
皮を剥いたレンコンをさっと洗い、5ミリほどの厚さに輪切りにする。そこに少量の塩とコショウを振り、片栗粉をまぶして揚げ鍋へ。揚げ鍋といっても、我が家で使っているのは直径15センチほどの小さなテフロン鍋である。その鍋底に敷くように輪切りのれんこんを並べてから冷たいままの油を注いで火にかける。天ぷらだと熱い油に入れないとおいしく仕上がらないが、根菜の唐揚げやフライドポテトならば冷たい油から加熱するほうが油はねも少ない上に中までしっかりと火が通って美味しく仕上がる。料理の腕に自信がない私にも簡単なのが嬉しい。
油の温度が上がるにつれ、鍋からはパチパチと音がしてくる。やがてれんこんの穴からぷくぷくと泡が出てきて、香ばしいかおりがして表面がうっすらと色付いたら出来上がりである。
メヒカリは、塩や胡椒などの下味不要。包丁の先で表面を軽く擦ってウロコを取り、腹のところに切れ目を入れてワタも取ったら、火が通りやすいよう背にも包丁で2〜3ミリほどの深さの切れ目を入れておく。ここまで下処理が済んだらザルに入れてさっと洗い、キッチンペーパーでしっかり水気を拭く。下処理前の黒っぽい灰色からやや明るい銀色に変わったメヒカリは見た目も美しく、見るからに美味しそうである。
下処理を終えたメヒカリを、片栗粉と一緒にビニール袋へ。片栗粉の量は、今回はメヒカリ8匹に対して大さじ2杯弱。袋の口をしっかりと握り閉じたままカシャカシャと振ってメヒカリ全体に粉をまとわせれば、あとは揚げるだけ。こちらは熱い油に入れてカラリと仕上げる。
先にれんこんを揚げて温度が適温の状態となっている油にメヒカリを入れる。入れた直後はジューっと激しく泡立って音を立てていた油は、数分後には全体に火が通ってやや静かになってくる。メヒカリからの泡の粒が小さくなって表面が色づいてきたら、出来上がりである。
れんこんは、パリパリの食感としっかりとした甘みが美味しくおやつ感覚でどんどん箸が進む一品となった。
メヒカリもまた表面はサクサク。カリッと噛めば、その中の身はふっくらと旨味たっぷり。
どちらも揚げたての美味しさは格別だった。
この日は小鍋に2センチほどの深さの油で、魚と根菜の唐揚げ二品完成。
これに作り置きのニンジンのラペといただきものの野菜をさっと茹でたものを添えて、晩酌を楽しんだ。
揚げ物は、意外と簡単。
何より、揚げたては、美味しい。
自宅での野菜や魚の唐揚げ、是非おすすめしたい。
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