北海道産のイワシの梅煮と宮城の日本酒で幸せ晩酌
先週末、石巻から帰宅する際に地元のスーパーに立ち寄ったところ、丸々と太った大ぶりの北海道産イワシが4匹入で250円というお買い得価格になっていたので購入してきた。
これまでは塩焼きでいただくことが多かったイワシだが、先日思い付きで作ってみた梅煮がとても美味しかったので、昨夜もふたたび梅煮に。レシピは、サッポロビールのウェブサイトに掲載されていたものを参考にしてみた。
丁寧にワタを取り、ことこと煮ること20分程。
翌日からのお弁当のおかずにしようと思って煮たのだが、出来上がってみるとあまりにも美味しそうだったので、味見を兼ねて晩酌のお供にひと切れいただくことにした。
たっぷりの生姜と蔵王町産の梅干しを入れて煮たイワシは、さっぱりと爽やかな風味。それでいて醤油のお味もしっかりと程よくしみて美味しかった。じっくり時間をかけて煮詰めたからか、以前作った時よりも骨まで柔らかく仕上がったのも嬉しい。
日曜日に食材を購入済なので昨夜は買わないつもりだったのだが、仕事帰りにスーパーに寄ったところ、ちょうど値引きシールが貼られるタイミングだった。お惣菜コーナーには青森県産のワカサギの唐揚げと宮城県産のイシダイの塩焼き。もともと特売の品だったにもかかわらず半額シールが貼られていて申し訳ないくらいの安さ。これは素通り出来ず予定外の衝動買い。しかし、どちらも美味しかった。
せっかくこんなに美味しいお魚があるのだからと、昨夜も少しだけ日本酒をいただく。
石巻に出かけた際には帰りに松島にある宮城の日本酒専門店「むとう屋」さんに寄って、宮城県内の酒蔵さんの日本酒を買うのが我が家の定番。
今回買ってきたお酒は2本。
昨夜は阿部勘酒造さんの亀の尾を冷やで、田中酒造店さんの完熟をぬる燗で、飲み比べを楽しんだ。
どちらも魚との相性抜群。食事をより一層美味しくしてくれるお酒である。
週の始まりではあるけれど、昨夜も地元の野菜やお魚をいただきながら、幸せな晩酌のひとときを過ごした。
ちなみに昨夜、食材買い足しの予定が無かったのにスーパーに行ったのは、お供えの花を買うためだった。
昨日の仕事帰りに私が立ち寄ったのは、以前にもnoteに書いた、仙台市内のとあるJR駅近くにあるスーパーである。
昨日もお供え用に小さな花束を買い求めたのだが、前回同様、今回も自宅用だと告げると1本サービスしてくれた。
買い求めたのは、赤とピンクのガーベラ、薄紅の小さなバラが入った花束。
添えてくれたのは、真っ白なガーベラだった。
「今日のお花、きれいだね。」
帰宅してすぐに、夫が花に気付いてくれた。
「あのお店で買ってきた。またオマケしてくれたんだよ。」
そう話すと、
「良かったね!」
と嬉しそうに言ってから、
「ありがたいねぇ。」
そうしみじみと言う夫。
「うん。ありがたいよね。」
本当にありがたい。
お供えだけに、優しさが心に沁みる。
以前のnoteに書いた出来事を思い出し、あらためて、ありがたいと思った。
先週の浪江町での買い物もそうだけれど、石巻でも松島でも、そして地元でも気持ちよく買い物をさせていただくことが続いている。
私が仕事帰りに買い物が出来るのは、仕事が終わった後の時間も働き続けてくださっている接客販売業の方々の存在があればこそ。
休みの日に買い物が出来るのも同様。
ありがたい。それしか言葉が無い。
ありきたりな言葉になってしまうけれど、自分も誰かに喜んでもらえるような仕事をしてゆきたいと思う。しっかりと、責任を持って。
さぁ今週も自分の仕事を頑張ろう。