石巻産のメヒカリの干物で阿部勘を味わう
昨夜の晩酌風景。
鳥取県産のブリの刺身
宮城・石巻産のメヒカリの一夜干し
宮城・亘理産の春菊の胡麻和え
宮城県産の水菜
週末の石巻帰省の際に「あいのや」さんで買ってきたメヒカリは、買ったその日にウロコとワタを取って丁寧に洗い、8~10%程度の塩水に1時間程度漬けてからキッチンペーパーでしっかりと水気をふき取って冷蔵庫で一夜干ししておいた。
帰宅後、冷蔵庫から取り出したメヒカリは、表面は乾いているものの、指で押すとまだ柔らかかった。これをグリルに入れて中火でじっくり焼く。
今回も、ふっくらと美味しく仕上がった。
塩加減も程よく、メヒカリ独特の甘味と旨味が濃厚で美味しい。
お刺身は、仕事帰りに立ち寄った近所のヨークベニマルで値引きされていたもの。こちらも厚みがあって食べ応えがあり美味しい。
週の初めとはいえ、美味しいお刺身に焼き魚とくれば、少しだけ日本酒を味わいたくなるもの。
冷蔵庫から取り出したのは、同じく石巻帰省の帰りに立ち寄った松島の「むとう屋」さんで買ってきたお酒。
私も夫も実はあまりお酒に強くは無いのだが、けれど、大の日本酒好きである。
お気に入りの日本酒専門店はいくつもあるのだが、中でも松島のむとう屋さんは特別。宮城県内各地の酒蔵さんのお酒が多数取り扱われており、中にはここでしか買えないオリジナルの日本酒もある。お店のたたずまいも素敵な上にお店の方々も感じが良くて、ひとつひとつのお酒や酒蔵さんの特徴をさりげなく紹介してくださるのが嬉しく、石巻からの帰りなどいつも立ち寄っている。
今回買ってきたのも、むとう屋さん限定のお酒。
塩竈にある阿部勘酒造さんは、私も夫も大好きな酒蔵のひとつ。
食事をより美味しくしてくれるお酒。ガツンと強烈なインパクトがあるようなタイプではなく、食事を引き立てる美味しさ。極上の美味しさなのに、飽きのこない日本酒。これまで、阿部勘さんのお酒に対しては、そんな印象があった。
しかし、今回はひと口目で驚いた。
「美味しい!」
「凄い!フルーティー!」
お酒なのに爽やか。フレッシュな味わいと香りはまるで果実のよう。それでいて、さらりとした飲み口。お米の旨味が優しく口の中に広がり、そしてすっと消えてゆく。阿部勘さんならではの、食事を引き立てる味わい。
これは美味しい。
昨夜もささやかながら、美味しくて幸せな晩酌のひとときを過ごした。
生産者の方々、そして流通や販売に携わる方々に、感謝。
さぁ自分も頑張ろう。自分は自分の仕事を。