保護猫

１６日日曜日。家のお向かいさんが、倉庫の中で子猫の鳴き声がする！と大騒ぎしていました。旦那様はあまり猫がお好きではない様子、河川敷に捨てるとか何やら物騒な声が聞こえてきました。奥様は、可哀想じゃない！誰か飼える人いないかしら、、とお困りの様子。猫好きとしては、聞き捨てならぬ一大事。

iPhoneを持って、子猫さん達を撮影。速攻SNSで里親募集をしました。猫好きの輪を舐めてはいけません。あっという間に、一匹の里親さんが決まりました。

最近、里親募集に対して、猫好きを装った心ない虐待モンスターが横行しているそうです。身分証明、責任持ったキチンとした対応、かかりつけ病院探し、避妊去勢手術やワクチン接種の約束、この先20年の家族としてやっていく為の覚悟と意思表示などを、キチンとしてくれるかどうかが大切。見極め、託さなくてはこちらが無責任になってしまいます。ちゃんとした意思表示があっても、それを果たして信用できるかどうか、相手が嘘を言っていないか、それは直感的なものも大いに大事です。

言葉には力があります。心が伝わってくる言葉と、綺麗事を並べていても違和感のある言葉。言葉には人間が宿ります。それは歌も同じ。絵も同じ。表現者の端くれとして、いつもアンテナを立てているつもりです。

今回、里親さんにいち早く立候補してくださった方からは、真摯な熱意が伝わってきました。心から家族として迎え入れたい、という温かい温度が感じられました。根拠は、と問われたら、直感以外の何物でもありません。勿論、それを分析して、言葉で現そうと、言葉を尽くす事は可能かもしれませんが、あえてしたくないと思っています。

三匹の中で1番元気で、大きな声でよく鳴き、ミルクもゴキュゴキュイケる口の甘えん坊の黒猫ちゃんは、新しい家族とこれから幸せに過ごすことと思います。

いずれの子猫ちゃんも、およそ生後14〜20未満、目は空いていても、まだよく見えていない、音は聞こえている、との事。

もう一匹の黒猫ちゃんは、発見された時に衰弱していて、ヨタヨタ歩き、声も出ない、ニャーの口をしていても音が出ていない、目が片方開いていない、ミルクもちょっとしか飲めず、でした。キジトラちゃんも、ボンヤリしていて、ミルクが上手く飲めず、口元から溢れてお腹ビタビタ、弱々しいニャーの声。

保護して３日、少しずつ、二匹は元気になってきましたが、まだまだ弱々しいので、雨と寒さとの兼ね合いで、病院での健康チェックは、もう少し待って、電気毛布でくるんだ段ボールの中で、スクスク、ぬくぬくさせようと思っています。とにかく、ミルク、そして排泄のトレーニングをしなくてはなりません。子猫は、母猫がお尻を舐めてあげないと、自分でウンチできないのです。濡れティッシュでトントンして、頑張ってますが、まだ出ません。

その後、里親募集に対して、数名の方から立候補をいただきました。ありがとうございます。先住猫さんのご紹介や、キチンとしたご挨拶をいただいて、誠に感謝です。が、いずれも一匹ずつのお引き取りをご希望されていらっしゃいます。今現段階で、この弱々しい二匹のきょうだいを引き離すのは、相当なストレスになりそうだと思っております。

もう少し待って、元気にワクチン接種や、白血病、猫エイズ、虫下し、などの健康チェックに耐えられる体力が着くまで、我が家でお世話しようと思ってます。

ちなみに、

この子が、お母さん猫。よく窓の外を巡回している野良猫さん達の中でも、一際ちいさく愛らしい野良にしては珍しい長毛種。きっと元々は誰かのうちの子だったのでしょう。

いつも猫達が通る窓の外のネコ道に、ご飯を置いて餌付けをスタートしました。いずれ保護団体に連絡して、保護してもらう日のために。

先住猫である、テト様は、我関せずのポーズをとりながら、拗ねたり甘えたり、普段なら絶対やらないイタズラをしたりして、存在アピってきたりしながら、基本大人しくしてます。

病気や虫の可能性が未知数の子猫さん達は段ボール隔離。ミルクあげる時など触る時は、医療用ニトリルゴム手袋、使ったタオルは熱湯消毒。

自分の病み上がりが落ち着いた後で良かった。お世話する事で、元気もらってます。

記念に、ミルクあげ動画を作りました。
↓よかったら、癒しタイムにどうぞ。

ついでに荒木ちえチャンネルも、もしよかったら登録よろしくお願い申し上げます。今までファンクラブ限定公開だった動画も、ぼちぼち解禁、アップされていく予定です。

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