歌う漫画家流し 荒木ちえ
ちえつれづれ綴り
荒木ちえの活動について
2021年1月19日直腸癌告知。癌に向き合い、経過報告しつつ、ちえつれづれ綴り。
大人になるにつれて一年が短く感じると、世間ではよく言います。つい先日あけましておめでとうと言ったと思ったら、あれ?もうクリスマス?とか、こないだ会ったよね!と自分より若い知人に同意を求めたら、え?2年前ってこないだなんですか?と言われたり。若ければ若いほど、1年は長く、歳を重ねれば重ねるほど、10年があっという間になったりするのは何故なのか。 楽しい時はあっという間に過ぎると言うし、あっという間の一年だった、とはある意味充実した時間だったのかもしれません。でも、あまりにも毎
マオニャン先生も6ヶ月を迎え、ついに離乳食も始まり、あんなに葛藤し格闘した母乳育児も終わりが見えてきました。ミルクファクトリー工場長、感無量であります。 母乳奮闘記はコチラ https://note.com/sing_draw_chie/n/nc095d06885cb 実は、↑この葛藤格闘(略して葛闘)の後、つい最近もまた一つ葛闘の山場がありました。 7月に、1年産休していた3/5年経過観察ガン定期検診に行って参りました。まだまだ気が抜けないのですよ、実際問題。血液検査
名古屋から東京へ出てきて約12年目。 初めは漫画家仲間を頼って東小金井に1年半、バイトでほぼ毎日新宿にいたため終電か始発で帰るのが辛くて北新宿へ引越し2年半、縁あって流しとなり新宿区荒木町へ引越し2年、新宿区四谷4丁目へ引越し2年、新宿区余丁町へ引越し2年、コロナ禍で高い家賃を節約するために江戸川区へ引越し3年住みました。更新時を狙ったわけではなく、たまたま転機に出会い、生まれ変わったような気持ちで新天地を求めて転居を繰り返し、ふと気がつけば12年間で6回の引越し、引越し貧乏
2月9日肉球の日に3325gで産まれた、おっぱい大好き真旺ニャン。大きなトラブルもなく無事生後1ヶ月を迎え、現在生後38日(1ヶ月と10日)、4200gぐらいになりました。ぐらい、というのは、おっぱいやミルクを飲んだり、オシッコうんちをしたりすると、測るタイミングで100から200変動するからです。おっぱい飲んでねんねして三歩進んで、オシッコうんちで二歩下がる、そんな感じで、日々一進一退にズッシリして行きます。 母乳は、哺乳瓶で測って作る人工ミルクと違って、何ミリ飲んだか分
予定日ですよ。
予定日を明日に控えて、昨日の定期検診で妊婦界では痛いので有名な恐怖の『内診ぐりぐり・卵膜剥離』という施術を受けました。詳細を書くと、想像力豊かな方は、お腹痛くなるかもしれませんので、興味ある勇敢な方は、ググッて下さい。経験者の方は、懐かしい痛みだわ...とスウィートメモリーズを脳内再生下さい。 痛くて、目玉が裏返りました。白目をむくなんて、小学生の時に変顔して写真に映りたがったお茶目な思い出以来。個人差はあるそうですが、陣痛はこんなものの比ではないのでしょう。改めて生物とし
2023年1月1日元旦(=^. .^=) あけましておめでとうございます。昨年は、癌を乗り越え、コロナ禍を抜けて、少しずつ活気を取り戻す世の中と共に、私も少しずつ活動を再開する事ができました。それもこれも、皆さまの温かい応援あってこそ。ありがとうございます。本年も、変わらぬご愛顧ご声援を、何卒よろしくお願い申し上げまする。 さて、新年のご挨拶として、皆さまにご報告がございます。すでに、直接お会いしてお伝えした方もたくさんいらっしゃいますが、私、昨年の春に長年の夢でもありま
例えば、バスの中で4歳くらいの男児が泣いていたとします。時間は西日の頃。駅から出たバスは、くねくねと住宅街を抜けて、他の駅へと向かっています。とても大きな声で、ギャンギャン泣き叫んでいる男の子。膝や脛、額にたくさんの絆創膏。元気すぎてよく怪我をする子です。バスに乗り込んだ時から、ぐずっていましたが、発車した頃には、ギャン泣きに変わりました。母親は、なだめようと話しかけたり、肩を揺すったり、怒った声を出したりしていますが、子供は全く意に介さず、地団駄を踏み、床に転がりそうな勢い
流しとは。 芸を通して、お客様が楽しく、お店が儲かり、盛り上がり、街が華やぎ、また来たくなる、誰かを連れて行きたくなる、エンターテイメントを提供する者、と私は思っています。そのエンタメ方法は、色んな個性があります。話術で笑わせる、歌で泣かせる、顔がいい、声がいい、雰囲気がある、色っぽい、その方法は何だっていいと思います。歌い手である必要すらないと思っています。似顔絵、ダンス、手品、占い、愚痴聞き屋、需要と供給の成り立つものなら、なんだってありだと思います。 よく『流しとは、
コロナレポート(続) 今朝になって味覚嗅覚異常。何もかもが匂いをなくし、アロマは無臭、ハチミツは水飴、味噌汁は塩辛いお湯に。しばらく経ったら治りました。(何だったんだ⁉︎)そして、今はズキズキ頭痛。。熱は36.6。 『コロナレポート』https://note.com/sing_draw_chie/n/n6c43579099b3
まさか私が、、と思うほどは、もはや遠い世界のものではなく、いつかは体験するんだろうと、どこかで意識して、色々な体験記にアンテナ張って我が身になった時どう対処するかシュミレーションしておりました、コロナ罹患。ガンの時は、なってみてから遅ればせながら沢山の方の体験記を読み漁りました。最悪のケースへの覚悟、冷や汗ものの綱渡りでどうバランスをとったか、何が大切で何が救いとなったか、自分の身に起きてみないと分からない感覚などを、追体験できる体験記。今回、この数年、世の中の全ての人の目の
眠れない夜の脳内は忙しい。 アレはどうしよう、ソレについてどうやろう、あの時のアレはどうなってたっけ、じゃあこれからどうしよう、、シュミレーションとイメージをこねくり回し、脳内はビジー状態です。思考整理よりも、むしろ感情の着地点がフワついて、落ち落ち寝てられんから、まず感情を整理せねば!ああ、でも、なんだか動悸がしてきて、いかんいかん無駄に考えてはイカン!と、自らを戒め、寝よう寝ようと努めてみるも、あ、そう言えば、、アレは、、そうだよなぁ、、などと止めどなくグルグルと思考して
ブックオフで買って、ブックオフで売って、その繰り返し。また新しい物語が我が家にやってきました。たまたま立ち読みで出会った作家さんの、可能な限りまとめ買い(100円文庫中心)。その世界にどっぷり入って、思考パターンや感情のヒダの凹凸を、その手触りを自分の世界のように味わいつつ、その世界観で現実の自分の世界を俯瞰してみるのが、私の趣味的読書の醍醐味です。ズラリと並ぶ、未知の文庫の背表紙に、トキメキしか生まれません。 そして我が家を旅立つ物語達、ハウツー本やビジネス書や新書、マン
突然ですが、大きなタンクを想像してください。タンクの中には謎の液体が入っていて、下から熱するとその液体は気化して、一定量の気体が溜まるとタンクのてっぺんの煙突から、蒸気機関のようにポッポー!となります。いつも軽快なポッポー!をする為には、たまにネジを緩めて、分解して、サビや劣化を確認し、部品ごとに洗ったり磨いたり、定期的なメンテナンスをしなくてはなりません。新品同様にはならなくても、限界までピカピカにした部品を新たに組み立て直すことで、再びシッカリとした密封が可能なタンクに生
人が日常生活や非日常生活の中で、何かしらの感情を動かされたとき、無意識レベルでうまく処理され消化されて、いつの間にか忘れていったりする種類のものと、それを何故かしきれない正体不明の分類が難しい微妙な種類のものがあったりします。爪痕を残されたような、いつまでも消えない強い残滓が残り続ける種類のもの、ーー例えばトラウマのようなものーもあります。 その消化しきれない感情の粒子が、心の底にいつの間にか澱のように溜まって行き、ある日突然その塊が現実世界に形を求めて咆哮し、誕生するウズ
緊急事態が明けて、明けましておめでとうございます。またいつ事態が急変するかわかりませんが、とりあえず制限付きとはいえお酒の提供ができる事で、お店もお客様もジンワリとアルコールに身を任せて、目を細める瞬間を共有しているのではないでしょうか。 その一杯が、数カ月の閉塞感を氷と共にゆるゆる溶かして、お腹いっぱいに広がる時間、一緒にたわいもない会話をしながら過ごす時、人と何かを共有できる時間のありがたみも、五臓六腑に染み渡ります。 また、最近富にお酒が飲める事、ご飯をお腹いっぱい