今、ここから始めて行く
また新たな一日が始まった。
今日の楽曲は、安田レイさんの「brand new day」です。
再生しながら読み進めてくれると嬉しいです。
今日という日は、人生で最も最高齢であり、最も若い時だ。
だからこそ、「今」という瞬間は最高のものであって、人生のどのタイミングにおいても、今の中に全てが集約されている。
私としてこの世界に降り立ったが、一応これまでの人生の記憶は持ち合わせていて、ここ最近の動きもきちんと観察済となっている。
どうやら、この数日は少し乱れが生じているらしい。
自分では気づけないから、客観視して軌道を修正してあげないといけない。
液晶を見る時間が少し増えていて、そのせいか、睡眠の質も良くないため、疲れが抜けないまま次の日を迎えている。
こうなると、思考だけが先行していって、さらに脳疲労が増していく悪循環を生む。
リセットできないままで、昨日、今日、明日と時間軸をつないでしまうと、エネルギーはどんどん枯渇していくから、早めに抜け出しておきたい。
それが悪いわけではなく、気づきと学びだからこそ、今ここから何かをまた変えて行くしかない。
暑さが増すと、それだけで行動に変化が現れるので、それ分の余裕も必要になってくる。
もう少し、減らして、余裕を持っていたい。
沢山の時間もお金も費やしてきたけど、それも全て無駄ではない。
もっともっとシンプルに生きて行くために。
荷物を軽くしてみようと思う。
人生は冒険なのだから、何をしようが自由だ。
土着して根付くのもいいし、自由に羽ばたいてみるのもいい。
どれも正解だ。
私はこのまま、草木のように強く根を張っていくものだと思ったが、それはどうやらまだ先のことらしい。
楽しかった感覚は残っているが、自分の中を深く覗いてみると、やはりそれはどこか「他人の課題」を背負ってやっているもので、それを言い訳にしているところも確かにあったと思う。
そうすれば、自分の価値は感じられるし、本当にやりたいことからも目を背けて、自分に言い聞かせることも出来ていたから。
けど、やっぱりその時は来るものだ。
それに気づいたら、今から、ここから始めて行くしかない。
私はいつでも自由でいたいのだ。
だからこそ、荷物はいつでも軽くしておきたい。
それが足枷のように、自分を縛り付ける言い訳のようにならないように。
脳科学の中野信子さんが言っていた。
「良いパートナーに巡り合えないという人は、本当はそのお相手を見つけようとはしていない」
「見つけないほうが、一人でいるほうが都合がいい理由が自分の中に必ずある」
心理学者のアドラーも、誰もがある「目的」を達成するために、そこに何かしらの物語を後から付け足しているとも言っていた。
確かにその通りで、その時には気が付かなくても、後から自分を客観視してみて、コーチングしていくと、そこには必ず自分の中の「何か」が存在している。
わざわざ自分で沢山の荷物を持って、動けない理由を作っていたかもしれない。
そうやって、自分を縛っていたほうが楽だったからだ。
私が私の親となり、背中を押してあげようと思う。
もう大丈夫だ。
どこかの誰かが、あなたを待っている。
誰かの期待に応えるために生きているわけではないけど、私の持つ何かを必要としてくれる人が、この世界に一人でもいるのなら、もう少し生きてみようと思うし、外へ出て行くのも悪くはないなとも思う。
全てを脱ぎ捨てて、武装をやめて、新しい物語を、「今」「ここ」から始めてみようと思う。
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