今日の遊び
今日、また新しい1日が始まった。
特に、これといって何かあるわけでもないのだが、どうせ死ぬまでの暇潰しなんだから、何かをやって遊んでいたい。
で、今日の私の感じは、ちょっとダルい。
昨日は、昼間は大人数でのバーベキューなる活動で肉体は疲労していた。
にも関わらず、終わってからお風呂に入って、昼寝もせずに夜更かしをしてしまった。
暑さってのは、今も昔もそんなには変わってなくて、変わるのは自分の状態だけだ。
老いるし、睡眠に失敗すれば暑さは10倍となり、その日が仕事だったりすれば、1日は一週間くらいに感じる。
全部、自分によって感じ方が変わるのだ。
そりゃ、ヒートアイランド現象とかもあるけども、順応すれば本来は問題ないはずだ。
若い頃、海でアルバイトをしていた時、ちょうど今くらいのタイミング。
暑さがピークを迎え、砂が焼けるように熱くなり、サンダルがなければ「アチ!アチ!」と言って海水を求めて走るような、あの暑さの時だ。
私は、人生で初めての光景を見た。
灼熱の太陽が照り付け、焼ける砂浜と、水遊びに夢中になってはしゃぐ人たちの人混みの中で、毛布にくるまって寝ている人がいた。
見間違いではなかった。
よく見ると、肌は黒く大きな体で、火傷するくらいに熱い砂浜の上で、頭半分隠れるくらいにまで毛布をかぶって寝ているそのお方。
恐らく、アフリカのあたりから来られた人だろうとわかった。
その方は、そのままで微動だにしない。
私たちから見ると、それは異常な光景に見えるのだが、よく考えるとそれはそうなのかもしれない。
子供の頃から、アフリカの動物王国的な番組が好きだった私は、その地方の昼間の気温が50℃近いことを知っていた。
そこで暮らす人たちからすると、35℃前後の気温で水遊びなんて考えられないのかもしれません。
いくら真夏でも、15℃近い温度差があるわけで、日本に住む私たちが、外気温が15~20℃程度のところで水浴びをしてはしゃいでいるのと同じになる。
そりゃ、寒いわな。
数字だけ見ると、「いや、毛布かぶるほどではないでしょ」と思いそうだが、私たちは真夏よりも15℃ほど低い気温の季節には、寒くはないにしても、それなりの衣服を重ねて着ていたりするわけで、ましてや水に濡れたりすれば、急激に寒さを感じる。
その方に話を聞いたわけではないが、みる限りは、その答えしかないと私は今でも思っている。
結局のところ、外側の環境というのはある程度の変化があるとしても、私たちが最も大きく影響を受けるのは、自分の心と体の状態だってことなのだ。
なかなか、今日のやることに辿り着けないが、昨日の睡眠の失敗によって、私のエネルギーとても小さくなっている。
いつもなら、汗だくになって外で遊んでいる時間帯なのだが、考えて、外に出てみて、「暑いからいいや」とハウスへ戻るの繰り返し。
こういう時は、何をやっても大体ダメだから、抵抗せずに諦めるしかない。
つまり、今日の遊びは「ダルい私」ということだろう。
そんな日もあると受け止めて、何にも頑張らない。
今日は本当に、何にもしない。
「何にもしない」をするんだ。
と、プーさんに学んだことがある。
どう楽しむかは、このまま進んでみないとわからないが、とりあえず考えるのも面倒なほどに何にもしたくない。
パルプンテだ。
そして、本日のスタンドは、「プーさん」のようだ。
流れに身を任せて、「自分さん」が何をし始めるのか、楽しみながら見ていようと思う。
では皆さん、善い1日を。
と書いた今。
気付けばもう、お昼になってた。