気付くのに40年以上かかることがたくさんあるのかも!
「こんな方法があったのか!」
みたいな発見が毎年あります。
誰かにとっては「いまさら?」と思うような、「当たり前じゃん」と思うようなことかもしれない。
でも、自分にとっては新しい。
そういう気付きが毎年あります。
たとえばファイナンシャルプランナーの資格をとろうとして勉強したことがある人にとっては「国民年金の付加保険料」も、ごくごく基礎的なお金に関する知識なんでしょうけど、僕にとっては衝撃でした。
400円払うと65歳、66歳の2年で400円返してくれて、そこから死ぬまで毎年200円もらえるなんて。
2021年の平均寿命は男性が81歳、女性が87歳です。
男性なら80歳までと考えても200円×14年で2800円、女性なら86歳までと考えても200円×20年で4000円の利益です。
男性なら400円が7倍になるし、女性なら400円が10倍になる、って話です。
僕の場合40歳から毎月400円払ってるので60歳まで払うと400円×240ヶ月で総額9万6千円払うことになり、65歳と66歳で4万8千円ずつ戻ってきて、67歳から4万8千円ずつもらえます。
80歳までと考えても67万2千円の利益です。
20年間、毎月400円払うだけで、です。
100歳まで生きたとしたらさらに96万円増えます。
120歳まで生きたら192万円です。
40歳から60歳のあいだ、毎月400円払っただけで、です。
総額10万円足らず払っただけで、です。
詐欺みたいな利回りだと思いませんか?
話がうますぎる。
何か計算を間違えているか、何か勘違いしているか、何かの条件を見落としているんじゃないかと、かなり自分を疑いましたけど、これは本当にある仕組みの話なんです。
ハタチの頃に気付いていれば、利益を倍にすることができました。
でも僕は40歳にならないと、気付けなかったんです。
世の中にはこういう、知ると得する、知らないままだと損をする、ウソみたいにうまい話が、実はたくさんあるんだと思います。
ただ生きてるだけでは、わざわざ教えてはくれない(わざわざ教えにくる人の話は怪しいですし)。
興味を持って、調べに行ったりしないと、知る機会が得られない。
「40年かけないと気付けないこと」に気付くためには、40歳まで生きなきゃダメで。
5月には41歳になりますが、41歳になったら「41歳にならないと気付けなかったこと」に、たくさん気付くと思います。
42歳には42歳の、43歳には43歳の「その年齢にならないと気付けないこと」が待ってるはずです。
「そんな年齢になってから気付いても遅い」みたいな発見もあるでしょうが「その年齢になってから気付いても間に合う」発見も、いくらでもあるでしょう。
だからやっぱり、長く生きられるなら、生きられるだけ生きるほうがいい。
長く生きるほど、受け取れる年金のトータルは増えるわけだし。😋✨
今ハタチくらいの人にとっては、自分が65歳だの70歳だのになってから受け取れる年金のことなんて、未来の話すぎて自分ごとだと思えない場合が多いでしょう。
でも僕はもう40歳なので、今まで生きた人生の半分くらいの時間で、年金受給者になれるわけなので、リアリティがあります。
ハタチの人にとっての20年は人生のすべてなので、とても長い時間でしょうが、40歳にとっての20年は「あっという間」以外の何物でもないです。
おそらくここからの20年など、せいぜい、体感5年くらいだと思います。
年齢を重ねることに対して、若いうちはもっと悲観的でしたけど。
こんなに楽しいことだなんて。
それも年齢を重ねてみないと気付けないことのひとつでしたね。