伝え方が9割~無料公開~
始めに
同じことを伝えるにもその伝え方で変わる。
口下手だなぁと思っている人
上手く伝える事ができない人
コミュニケーションが苦手な人
この本はそんな人の為に著者の経験からまとめたものになります。
1つは伝えるまでの考え方の順番(ステップ)。
もう1つは表現方法の切り口。
3つ目は強い言葉を生み出すための技術
として、5つの思考軸をまとめたものになっています。
要約を見るだけでもその技術を確認することができますので
本noteを一読するのは如何でしょうか?
「ノー」を「イエス」に変えるポイント
■自分の頭の中をそのまま言葉にしない
✕ この領収書落とせますか?
〇 いつもありがとうございます。〇〇さん、この領収書落とせますか?
感謝の気持ちを伝えることで、人は断りにくくなります。
又、名前を呼ばれることで、親近感が沸き、頼まれたことに応えたくなる。
頭の中で思っていることをそのまま発せず、少しの言葉を付け加えることで
依頼事の成功確率を上げることができます。
■心を動かす言葉の法則
〇正反対の言葉を使うことは心を動かす「キー」になる
「考えるな、感じろ」 by燃えよドラゴン
「死ぬことに意味を持つな。生きるんだ!」by3年B組金八先生
〇相手の心に響く言葉を選べ
✕ 愛している
〇 愛してる
一般的には「愛している」であっていますが、この言葉では相手の心に響きません。
相手の心の響かせるには一般常識を無視し、「愛してる」を使います。
言葉は相手に届けるためのもの。
一般常識にとらわれずに相手の心に響く言葉を選びましょう。
「ノー」を「イエス」に変える方法
■相手の好きなこと
✕ デートしてください
〇 驚くほどうまいパスタどう?
気になる人をデータと誘いたい(自分のメリット)ときに
「デートしてください」と誘っても、OKしてくれるとは限りません。
というか、自分とあまり接点がない人からいきりなデートに誘われても
相手は困るだけです。相手にメリットはありません。
そこで、相手の好きなこと(相手にもメリットがあること)を
考慮した上で相手を誘うことで「ノー」を「イエス」に変えます。
■嫌いなことの回避
✕ 芝生に入らないで
〇 芝生に入ると、農薬のにおいがつきます
芝生に入らないで(自分だけの要望)を理由もなく
いきなり禁止事項として書かれたり、伝えられたりしても
何が問題なのかわからず守ってもらえない。
そこで理由(農薬のにおいがつく)を伝えることで、納得して
守ってもらえます。
このように相手が嫌いなことからつくり、自分の要望を考えることで
いいキャッチが作れます。
■認められたい欲
✕ 残業お願いできる?
〇 きみの企画書が刺さるんだよ。お願いできない?
相手のことを認めた上で、お願いをすることで承認欲求刺激し
「ノー」を「イエス」に変える方法です。
感覚的にはちゃんとした評価のもとに使わないと悪い印象を与えるので注意
■選択の自由
✕ どうしますか?
〇 A案、B案、C案の3つがあり、それぞれのメリット、デメッリトは・・
いくつかの選択肢を与えることで、受け取りやすくなります。
ダブルバインドに似た方法で相手に選択の自由を与えているようですが
その中から選ぶ拘束をする方法になります。
■あなた限定
✕ 自治会のミーティングに来てください
〇 他の人が来なくても、斉藤さんにだけは来てほしいんです
認められたい欲にも似ている方法ですが、限定をすることで
承認欲求を刺激し、「ノー」を「イエス」に変えます。
いろいろなところで使われている方法でVIP会員限定セールや
一般販売よりもはやく既存会員に先行販売をするなどの方法です。
■チームワーク化
✕ 勉強しない
〇 いっしょに勉強しよう
本能的に人はいっしょに何かをやりたいと思うものなのであり
相手がやりたくないなと思っていることをなんとかいっしょに
やってもらいたいと思うときに活用する方法。
強い言葉を生み出す方法
■サプライズ法
驚きにつながるような表現を使う方法。
簡単なのが「!」をつけることだ。
文字だと言葉の音やスピードによる抑揚がないので
無味乾燥に見えたり冷たい感じに見えてしまいがちになる。その為
「ありがとうございます。」を「ありがとうございます!」に
したりして印象を変化させる。
■ギャップ法
反対になるような言葉を入れる。
オバマ元大統領が演説で語った
「これはわたしの勝利ではない。あなたの勝利だ」というもの。
あとは、「嫌いになりたいのに、あなたが好き」といったコピー。
■赤裸々法
体温を感じさせ、ときに詩人のようなニュアンスをつくりだす方法
「くちびるが震えてる。あなたが好き」という言葉。
自分の緊張感を伝えつつ、次に思いを伝える事で文章に温かみを持たせる。
■リポート法
リピート法は相手の記憶に刷り込み、感情をのせる技術
リポート法はとても簡単な方法で「言葉を決めて、繰り返す」だけです。
相手に伝えたい言葉を繰り返すことで相手の記憶に刷り込みます。
■クライマックス法
伝えたいことを表現する前に、期待させるような言葉を一言添える方法
伝え直したい文章やインパクトを残したい文章の際に
以下のような言葉を添える
ここだけの話ですが、~
他では話さないのですが、~
誰にも言わないでくださいね、~
3つのコツがあります、1つ目が~
ワンポイントアドバイスですが、~
文章に前に一言添えることで聞き手に対し、集中力のスイッチを入れ直し
印象を与える。
まとめ
伝え方が9割を簡単に要約しました。
この要約を見て、人への伝え方を変えてみるのは如何でしょうか?
【「ノー」を「イエス」に変えるポイント】
【「ノー」を「イエス」に変える方法】
【強い言葉を生み出す方法】
を活用することで、人と話すときだけではなく、文章で伝える際も
「ノー」を「イエス」に、そして、伝えたい事を強く印象付けることが
可能になります。