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どうやって学びの王道を教えるか

 中1の下の息子が、オンラインゲーム課金とか、テストの点が悪いとか、ちょっと問題があり、悩ましいなと思っていたところ、点数が取れていると思っていた塾の英単語テストで、カンペ疑惑が持ち上がったんですよね。

 このへん、息子の勉強については、息子の勉強の身の入らなさ、こらえ性のなさと、この現状に比して理想がむやみに高い妻のギャップについて、上の娘とは、しばしば話し合いをしているのですが、その中で、カバンの中から英単語がびっしり書かれたカンペらしきものが見つかったという話が出てきました。

 まあ、そんなカンペを作るエネルギーがあれば、少しでも覚える努力をしてほしいもので、ちょっと、努力する方向が間違っているよねという話になたのですが・・・。

 ゲームを無理にやめさせようとすると、夜中に起き出してトイレでひたすらゲームをやってしまうようになるのと同様、学びについても、とにかく心が変わらないと、王道を進もうと努力を積み重ねるのではなく、その場しのぎにエネルギーを注いて目先の難を逃れることに思いが向きがち。

 僕も、まずは模試の悪い結果を放置するのではなく、焼け野原を直視して復習からはじめることが肝要と、模試をコピーして4つの選択肢がある問題なら、正答以外の3つの肢はどこが誤りなのか調べて書き込み、
記述問題であれば関連のキーワードを書き込むなど、問題の分析から知識を増やす勉強法を教えて、僕が実際に解き直し書き込みしたものを作り、子どもに渡したりはしていますが、これを僕が続けても、僕自身は学び直しになりますが、息子の知識には定着しません。

 かといって、心を変えることは一朝一夕には難しいため、こうした僕の解き直しの実演は、一種、漆塗りの下地づくりみたいなもの、結果という見た目には直接影響しないけど、まずは自分が解くことで、今、息子がどこでつまづいているのかを理解し、一緒に作業をしようと思い立つまで、あきらめずに続ける必要があるのかなと思っています。

 あとは、問題を解くスタミナ作りですね。読解問題は、そこそこできるようですが、とにかくスタミナがないので、テストになると力尽きてしまうようです。スタミナが切れるので、すぐイライラにもつながります。

 このへん、部活で体力づくりもやっていないので、今後も大丈夫かなあと思いますが、僕も半幽霊部員のバト部を半年ぐらいでやめて生徒会のヒラ書記に入ったクチなので、そこも見守るしかないですね。

 家族と生活することは、助け合える面もある反面、自分の可処分時間を削ることにもなり、独り身のほうが自由が多くて良いなと思うこともありますが、子どもの成長の物語、家族の物語は、悩みがあるほうが後になって味わいが深くなることもあります。

 渋柿のシブが甘みに転じるがごとく、結局は最後に自分の生き方すべてを全肯定できれば良いわけで、いろんなマイナスの思いが去来するときは、よかった探しをして、常に前向きの補正をしながら、毎日を過ごしていきたいと思います。

 

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