土日のご褒美感が薄れて
4月に入ってからは、前の仕事を少しサポートしながらも、現在の部門では落ち着いた日々を過ごしています。
3月までは、毎朝、今日何をすべきかを頭の中で整理し、なんでも先回りして資料もどんどん作っていかないと、防戦一方になってしまうので、気の休まる暇がありませんでした。
ビジネスチャットも休みとは関係なく鬼のように来るので、まとめて2週間近く休んだ際にも、500件近く未読になってました。開くと仕事モードになってしまうので、あえて手はつけませんでしたが。
今は、一つの案件を除くと、突発的な事案がその日に飛び込んで来るようなことはなく、予定も自分が先回りしなくても、周りが考えてくれるので、その時間に僕が席にいれば、周囲で段取りが整えられてレクが開始され、
レクの中身についても、だいたい方向性は決まっています。
少なくとも、まったく想定外の問題が発生し、それについてゼロベースからの議論をすることはなくなりました。前は職場は、すべてにおいて余裕がなくて紙資料の山でしたが、今はすべてペーパレスです。
長年の歴史の積み重ねで、それぞれの業務の段取りが確立されている分、各担当者は先人の技の習熟と使いこなしに傾注し、それは組織としての技術の継承にとって大変重要なわけですが、僕自身はそうした技術の継承からはフリーでいられるので、一通りの知見を得た後は、業務負担を軽減し、現場のサポートにもう少し注力できる環境を整えることに、力を入れたいと考えています。
それにしても、6時前の電車で帰ると、まだまだ日が明るい。そして、電車も駅も、とても混雑しています。こういう時間に帰ったことが久しくなかったのと、テレワーク勤務へシフトしていた状況も、もう一段、感染症拡大前の状況に戻ってきていると感じます。
3月までは、周囲を見ている余裕は、土日しかなかったのですが、こうして平日も周囲を見通せる余裕が出てくると、一種、メリハリがないというか、僕の中では土日のご褒美感が薄れている感じがしますね。
平日も相応に時間があるので、ここは使ってあげないと勿体ないし、じっさい、組織のざぶとんの上にいつまでも乗っているわけにいかないし、また煮えたぎったポジションに再投入される可能性も高いので、漫然と過ごすことなく、自分の中にある暗黙知を見える化して、それを売り込み、今一度、自分の価値を外部に試すチャンスにしたいと思います。