
転げ落ちかけた心を1300字で戻す
人間、時々、不安な気持ちが急速に発達するタイミングがあり、僕にとっては昨日がまさにそういう一日でした。
昨日も書いたんですが、最近、出費がかさんで、目に見えるかたちで、預金残高が減っているんですよね。もちろん、毎月のお給料はあるので、増えては減りの繰り返しなんですが、ここ数カ月はトータルで減り続けているので、このままだといずれマイナスになるのではないかという、強迫観念にとらわれてました。
お金がなくなってくると、自分のこれまでの生き方に対しても否定的になってきます。もっとお金の稼げる職業をなぜ選ばなかったのだろうと、学生時代の僕の無知を嘆き、
自分を否定すると、家族に対する不満や、一馬力で子どもが二人いることの教育費を重荷に感じ、こんなことなら、独身でいた方が楽だったのにと、自分を起点として周囲を全否定一色に染め上げるようになっていました。
ただ、この淵から救い出してくれたのは、過去に紡いできた、拙いながらも自分を前に向かせようとしてきた、毎日のこの場における日記と、あとは家族との間では、こうした家計の状態を正直に伝え、皆で節制につとめ、塾に関しても、見栄を張ってフルスペックで通わせるのではなく、経済状態に応じて取捨選択することを話し合いました。
こうやって話してみると、家族はわかってくれるし、気持ちも軽くなってきます。お金も確かに減り続けてはいるけれど、この先で毎月の給与や手当が増える要素はあるし、
毎月の天引きの中にも、学資保険やイデコや積立貯蓄、財形と言った感じで未来返ってくる天引きも相応にしており、現状で預金の残高が減っていることが、支出オンリーの要因ではないと、冷静になることもできます。
とりあえず、9月10月は節制の2か月間と銘打ち、
・よほどの不義理にならない限り、しばらくは体調管理が必要と称して夜の飲み会へはなし
・好きな本も図書館三昧と、過去に購入した未読本の制覇と、カドカワの株主優待本の読破で、新刊は購入しない
・休日も遠出はせず、コワーキングスペースでの学びに集中し、認知機能が低下している母のフォローを強化し、今後の寄り添い方について、公的機関にも相談してしっかり考える
といった行動指針により、まずは弱った地力の回復に努めることにします。
おそらく、こうやって書いて自分の心を整理する場がないと、心はコロコロといいますが、自分の強い気持ちなんて、ちょっとした出来事ですぐに溶けてしまいますし、後ろ向きに思考が回転すると、自分の人生はいくらでも否定することができます。
でも、命があり、身体が動けるし、口は話せるし、こうやって書くこともできる、日々の仕事も、学びの連続であり、そこには一見、汎用性がなくても、多くの人に自分の経験を還元することに心を砕く中で、新たな価値が見出されるかもしれない。
自分の殻に閉じこもるのではなく、人のために自分の持つ強みや価値を提供していく姿勢があれば、お金の問題に悩むことはなくなるはず、今はそれぐらいの気概を持ち、足元は固めつつ、時には書いて自らを叱咤激励し、休養はしっかり取って、今日一日も過ごしていきたいと思います。