草刈り的な仕事
現状では平日の記憶が編集・構成されて、明け方にたちの良くない夢に変換されて投影されます。日中はしばしば頭のスタミナ切れを起こしながらエナジードリンクでエンジンを再起動させて乗り切っている感じです。何とか週末の対岸まで泳ぎ着きたいと思います。
昨日はちょっと無理筋を他の部門にお願いする必要があって、ただ完全に当方の都合というわけでなく、案件そのものが2つの部門に関係しており、解決の道は遠いですが、放置しておくと悪化するので、対処療法的に状況を常に悪くならない程度にメンテする必要がある、具体的な事例を言うわけにはいかないですし、言ったところで表裏の事情と経緯を抜きにして理解することは難しいでしょう。
しいて例えれば、道路際とか家の庭の草刈りのようなものでしょうか。草の繁茂を止めることは難しいですが、かといって放置しておけば伸び放題になって環境が悪化するし見通しが利かなくなって安全面で良くない。ですから半年に一度ぐらいは多少コストをかけてでも草を刈る必要があるわけで、そこに物事を前進させた感はないわけですが、草刈りを通じて何らかの別な発見とか、気づきを得られれば良いという感じでしょうか。
ただ、うちもそうなんですけど、そういう草刈り的な案件を抱えているところほど、火急の案件も多く抱えていて、そちらの対応を優先せざるを得ないし、そちらは火消しをしないと燎原の火のように燃え広がり、いよいよ対応が難しくなります。ただ、草を放置しておくと、火が燃え移る可能性もあり、やはりつまらないけどメンテは必要になります。
この辺の話を他の部門にして、作業への協力をお願いしたら、そこの部門長は多忙なため、ろくにこちらの話も聞かず、けんもほろろの対応でした。僕もそこでへこみましたが、そのまま放置しておくわけにもいかず、その部門に勤務しているわけではないけれど、おそらくその立ち位置からであれば、こちらがアプローチしている部門の繁閑状況はわかるであろうと思われる幹部にお願いし、繁閑のタイミングを教えてもらうことにしました。要は、忙中閑ありの時に、話を持っていこうと考えたのです。
結果、幹部の方は状況を見て、閑のタイミングで声をかけてもらえることになりました。
こういうのって、自分の日ごろの対応がモノを言うなあと実感しました。その幹部の方とは、同じ職場で仕事をしたことはないものの、関係する部門でカウンターパート的に付き合いがあり、相手もそれなりにサービス(本来やってもらえる以上の成果)を提供してくれたので、僕も同じようにサービスでお返しして、ということを続けてきました。お互い、貸し借りをしているというより、相手の気概に感じて、こちらも相応の礼を持ってお返しするという感じでしょうか。
そうした気を入れた対応を続けることで、多少の無茶ぶりは効くようになる、これは副次的な効果ではありますが、草刈りのような仕事ほど、孤軍奮闘を強いられる面があるので、今回は助かりました。