スキ数の割りに露出が多かった拙記事3選【年末振り返り企画③】
「スキ数の割りにこのビュー数の多さ」ってどういうこと?(今年の振り返り)
もしかしたら、本日の記事。note初心者の方には、「noteお役立ち記事」になるかもしれませんね(noteのベテランユーザーの方には「もう知っているよ!」というお話しで、大変申し訳ありませんが)。また、今まで下の記事のように「今年の振り返り」を2回行ってきましたが、今回3回目が振り返り企画としてはラストとなります。
まずタイトルの「スキ数の割りに露出が多かった」の意味から説明します。
通常、noteの記事はアップした後、タイムライン上の目につくところに出て、多くのフォロワーさんの目に触れるかたちとなるため、「実際に読まれているかどうかは別にして」ビュー数が上がります(※PV数ではない)。それに乗じて、実際に読まれる(少なからず「クリックされ記事が見られる」)ことでスキ数も上がるわけです。
しかし、時間が経過するにつれ、後から新しく出てくる多くの記事に押しやられていくと、その記事は「目につくところ」から消え去ります。そして他の人から読まれなくなり、スキ数も増えなくなります。Xなどがその典型です。最初ポストし始めは多くの人に認知され「いいね」が増えやすいですが、それが注目されて多くの人にリポストされ続けない限りは、他のその後に投下される多くのポストによって押し出され、タイムライン上から消えていきます。これは同じSNSであるnoteでも例外ではありません。
ただし、まれに「アップしてからしばらく経ってもまだビュー数を伸ばし続ける記事」というものが存在します。これはダッシュボードを見るとわかるのですが、ずっと前に上げた記事にも関わらずいまだにビュー数を伸ばしている、そんな記事を確認することができるのです。これは、つまりnoteのタイムライン上の目につくところからは消え去ったものの、「どこかにいまだに露出し続けている」ことを意味します(※ただ、noteの「ビュー数」は一般的な「PV数」ではないため、「その記事が読まれている数」ということを意味しているのではありません。どこかにその記事が出ている、というだけの話です)。
では、どこに露出しているのかということですが、代表的なもので言うと、それは「Google検索によるもの」です。つまり、あなたの記事が何らかのワードで検索された際に上位にヒットしやすい状態にあり、それがビュー数を伸ばし続ける原因になっているわけです。何て言うんでしょう。もうそれは古い記事なのでnoteの目につくところからはいなくなりましたが、その記事は「検索画面上で上位にいるため、しばしば人目にふれやすい状態にある」ということです。
なぜ、そう言えるのかというと「ビュー数を伸ばし続ける割りにスキ数が比例して伸びない」からです。たとえばnote内でフォロワーさんなどがあなたの記事を読んだ場合にはそれは「スキ数を伸ばす」ことにもつながりますが、noteをやっていない人がGoogle上で何かを検索した際にあなたの記事をクリックして見た場合には、それは「スキを押されない」可能性が大と言えます(noteをやっていなかったらそういう「スキ」というシステムがあることを知らない人が大半でしょう)。つまり、「ビュー数が伸び続けている割りにスキ数が伸びない」ということは「その記事は、ネット上、『note以外のどこか(主にGoogle検索)で』人目に晒され続けている記事だ」、ということが言えます。
こうした状況を意図的に作り出すのが、いわゆるSEO(検索エンジン最適化)施策です。自身の記事がGoogle(検索エンジン)で引っ掛かりやすいようにします。識者によると、「元々noteの記事そのものがGoogle検索画面の上位に出やすい(ドメインパワーが強い)」ようですが、それに加え、タイトルなどに意識的に「検索されやすいワード」を入れ込むことで、SEOに対して熟知していない私でも、「簡易のSEO対策」はできるわけです。
……とまあ、ここまで完全に他人からの受け売りで書いたことなので、この辺の事情をさらに深く知りたいと思った人は、SEOライターの方のnote記事を読んでみて欲しいです。この辺の「note攻略記事を専門に書いているnoterさん」は数多くいます。私は専門家じゃないので、私からお話しできることはここまでです。なお、私がこうしたSEOを意識して記事を書くようになった経緯については、下の記事をご覧ください。
さて、若干長くなりましたが、ここから記事の紹介に入っていきたいと思います。では、そうした簡易のSEO対策を行ったことでビュー数を今も伸ばし続けている記事、3選いきましょう。なお、今回の順位は年間のビュー数が多い順です。
3位 小論文・志望理由書では話し言葉は禁物!①「かっこいい」のケース
こちらの記事、タイトルを変えるまでは落ち込んでいましたが、タイトルを変え内容を若干リライトしたところ、今もビュー数を伸ばし続ける記事となりました。ビュー数1378、スキ数19(2024/12/18現在)。ビュー数とスキ数、えらく差がありますね(笑)。
まあSEOうんぬんの前に、この「作文や小論文で『かっこいい』使いがち問題」は、小論文作成において割とありふれた問題なので、検索もされやすいし検索で出たときにクリックされやすいのだと思います。「『かっこいい』という言葉を小論文で使いがちだけど、使わない方がいいよ!」という主旨の記事です。大人ならなんとなく感覚的に「そうなんだろうな」とわかることなんですが、では、なぜ「かっこいい」という言葉を使ってはいけないのか、しっかり言語化して記事にまとめてみました。まあ、「かっこいい」に限らず、「小論文などで話し言葉を使うな!」というのは大前提ですが。でも、中高生のみなさんは「それが話し言葉である自覚がない」ケースが多いんですよね。
2位 志望理由書で「敬語」を使うな!何なら文体は「常体」でもよい!
これは実験的に、書く段階からSEOを意識して書いた記事です。とはいえ、SEOだけを意識した記事ではなく、もちろん「書く必然性のある内容の記事」としてまとめています。ビュー数1420、スキ数36(2024/12/18現在)。いまだにビュー数を伸ばしていますね。
タイトルでその全てがわかると思いますが、「志望理由書で『敬語』使うな!」という主旨の記事です。小論文では問題になりませんが、志望理由書では「相手(志望先の大学)に失礼があってはいけない」と考えるからか、「慣れない敬語」で書く生徒が多々見受けられます。これ、正しく敬語が使えているのなら全然問題はないのですが、ものの見事に大方の生徒が正しく使えておらず、結果「意味の通らない文章」になってしまっていることがほとんどです。敬語を使うことで意味不明の文章になってしまうのなら、文字通り意味がありません。だったらいっそのこと、「もう敬語は使うな!」、という怒りの記事です(笑)。
第一、「志望理由書で敬語を使わないと失礼」という認識が若干ずれています。もちろん、使えたら使えたに越したことはないですが、「そこが問題」なのではなくきちんと自分の志望の理由を伝える文章になっているかどうかが一番の問題です。また、大人なら履歴書や職務経歴書を書いた経験からわかると思いますが、むしろ敬語を使わずにシンプルにまとめた方が「書類として適切な表現」です。敬語は本当使わなくていいし、もしそれが淡泊な表現で相手が気になるというのなら「ですます」調(敬体)で書くくらいで十分です。全然、それで失礼ではありません。
ただし、記事内でも書いていますが、面接ではリアルに人と接するため、「常識的な敬語使い」は知っておく(できる)必要があります。「この先敬語が一切使えなくていい」ということではないので、悪しからず。
1位 「御校?」「僕?」「親や先生の言い方は?」志望理由書で用いる適切な呼称!
こちらの記事は、タイトルだけ変えました……が、なかなか決まらず5回くらい変えています。また、検索されやすいキーワードを盛りに盛りました。そのかいあってか、SEO効果は十分あるみたいですが、ちょっと違和感のあるタイトルなのは否めません。ビュー数2109、スキ数48(2024/12/18現在)。ビュー数がぶっちぎりで多く、ずっと今もコンスタントにビュー数を増やしています。
これは、結構地味な記事なんですが、志望理由書などに適切ないろいろな呼称(呼び方)についてまとめています。自分の適切な呼び方、志望先の適切な呼び方、親や兄弟姉妹、先生の適切な呼び方などです。こうしたことは大人は大体わかっていることとは思いますが、中高生はわからないことが多いだろうな(また実際に間違いも多い)、ということで、それについてだけまとめて記事にしました。大学や学校への提出書類にふさわしい表記や表現というのは、大体公用文(官公庁や会社などが使うフォーマルで正式な文章)のそれに則るのがセオリーですが、そう言っても中高生にはわかりづらいので、ここでは様々な実例を細かく示しています。その結果、自分で言うのも手前みそなんですが、「ここまであらゆる呼称について網羅したものはない」と言えるくらいの記事にまとまっています。学生諸君が志望理由書や自己推薦書、入学願書などを書く際には、是非こちらの記事を参照していただきたいですね。
何となくまとめ
以上が、年末振り返り企画第3弾「スキ数の割りに露出が多かった拙記事3選」でした。第1弾が不人気記事、第2弾が人気記事のまとめでしたので、今回は、人気とも不人気ともわかりませんがとりあえず人目には頻繁にふれている(であろう)記事という視点でまとめてみました。いかがだったでしょうか。
……と聞かれてもいかがも何もないのですが、「へーそう。」という内容ですよね(苦笑)。まあ、いいんですよ。振り返りってそういうものですから(開き直り)。
先日、Spotifyを聞いていましたら、「あなたの今年一番聞いた音楽ベストいくつ」みたいなのが勝手に出てきて勝手に始まりまして、Spotifyのはジャジャーン!みたいな感じでそれを見せつけてきましたが、私としては「まあそうだろうな」という結果で何の感慨もありませんでした(笑)。まあ、それこちらから選んで自覚的に聞いてましたから、まあそうでしょうね、知ってましたよという内容でしたね。振り返りってそういうことですから。
終わり方がわかりませんが、そんな振り返りでした。以上です(笑)。