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リテール・小売企業は、売上upに、デジタルマーケティングやデジタル投資よりも、先にすべきことがある。それは、

単純なこと。

・壁に貼ってあるポスターの破れ補修(交換)。
照明の球切れ交換
・レジ周辺の(劣化した)セロハンテープ留めのPOPのメンテナンス。(貼ってある告知POPステッカーが、剥がれそうなものがあれば、交換するか、剥がす。)

告知POPで、ありがちなのは「期間が終わってしまっているキャンペーン告知」が掲出されっぱなしなこと。メンテナンスしよう。

自分のお店を「レジカウンターの内側/店舗内から見ること」ではなく、「共用通路から(路面店であるならば店外から)」、営業時間中に何度も見ること。見るだけではなく、改善点を1つでも見つけて改善すること。

どんなデジタルマーケティングよりも、素敵なアプリよりも、「売り上げを上げるための確実なトリガー」となる。

今すでに、目の前のお客様のために、アクションできなければ、デジタルマーケティングなどの空中戦で、どんなに「最適な・心地よい・1to1マーケティング」を計画しても、未遂に終わる。

とある商業施設。数ヶ月前に訪れた時は、(開業から数年たっており)共用部の休憩ベンチの劣化(よくガムテープや養生テープで補修してある)していたものが、全館全面リニューアルし、新品になっていた。フード集積ゾーンには、イートイン用のテーブル&チェアまで新設されていた。

(外部から見ると)とあるデジタル(EC)施策による迷走している(と見受けられる)折だが、サイネージやオムニ投資などのデジタル設備投資よりも、「心地良さ」(数値化できない)が明らかに向上している。

長居したい。
また来たい。

ね。「次の」売り上げになる。

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島袋孝一*しまこ*
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