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幸せにかぶりつく。“ハンバーガーの日によせて“

ふわふわですべてを包み込む、心の広いバンズ。

香ばしく焼かれた、肉肉しいパテ。

小さいのに存在感抜群、名脇役ピクルス。

三位一体となった個性豊かなメンバーを
おもむろにひとつかみ。

人目を気にせず大きな口を開けて出迎える。



口のまわりにソースが付こうがかまわない。

肉汁で手がベトベトになろうがかまわない。


ハンバーガーにかぶりつく幸せ。


この幸せな時間は、
老若男女に等しくやってくる。


* * *


本日7月20日はハンバーガーの日です。

言わずと知れたマクドナルドが、
東京銀座に1号店を出した日が1971年7月20日
だったことから、ハンバーガーの日になりました。

50周年を迎えたマクドナルドさん。

おめでとうございます!!


50年前の7月20日。

日本人がハンバーガーにかぶりつく
新たな幸せを知った日。


あれから50年の月日がすぎても、
たくさんの人が愛してやまない理由。

それは、子供のころからずっと
“かぶりつく幸せ“とともに、“楽しい記憶“が
積み重なっているから。


子どもの頃、家族と食べたハンバーガー。

学生時代、友達と囲んだハンバーガー。

社会にでて、サラメシのハンバーガー。

大人になって、子どもとほおばるハンバーガー。


いろんな時代に添えられた
ハンバーガーにまつわる記憶の数々。


私の大切な記憶に登場するハンバーガーは、
結婚して新居に引っ越してきたときに食べた「月見バーガー」です。

お昼過ぎ、引っ越し業者が帰ってひと段落。

新居に初めて足を踏み入れたわくわくと
心地よい疲労感を噛みしめながら、
傷ひとつない床にゆっくりと腰をおろします。


ドライブスルーで買ってきたハンバーガーと
ポテトを段ボールのうえに置いて遅めのランチ。


マクドナルドの変わらない味が、
段ボールの山に囲まれる落ち着かなさをかき消し
ほっと安心感をあたえてくれました。


新生活に、いつもの味。





あと2ヶ月で引っ越してきて一年が経ちます。

一年無事に過ごせたことに感謝して、
同じ日に月見バーガーを食べたいと思います。



慌ただしい日々のいろいろを横に置いて。

ちょっと記憶をたぐりよせながら
ハンバーガーの日を楽しんでみませんか?