ISのテロが対話の機会を作るかもしれない

*これは専門家でも何でもないニュースを見ただけの素人が書いています


 突如としてアフガニスタンに出現した(ように僕は思いました、兆候はあったようですが)ISによるテロ

 タリバン政権にとっては災厄そのものと、と思われましたが。

 塞翁が馬といいますか、「対テロ戦争でアメリカと協力できる」かもしれない、という思ってもみない可能性が出てきました。

 タリバンが抑えるつもりでも、どうしても活動が活発化するだろうISとそれを押さえたいアメリカ。

 アメリカは民主的でない、独裁ともいえる体制の国ともしばし協力関係を結んでいました。

 空港までの警備を依頼しいくつかの情報の共有もなされたようですから、ここれからも情報の共有はなされるでしょう。


 アメリカはタリバン政権に情報の共有と資金援助をして、経済制裁は当面維持、という方針で行くと予想します。

 アメリカは最大で前アフガニスタン政府にしていたのと同額程度を想定していると思われます。

実際どうなるかはこれからの状況と交渉次第でしょう。

 対ISということで旧政府軍残存部隊とも手を組めるなら、経済制裁解除まであり得ると思います、双方(とアメリカ)が納得できる交渉は容易ではないでしょうが。

 元々交渉の予定はあったとはいえ、ISの出現はその必要性を増しました、この機会を生かして交渉をまとめられるかはタリバン次第。

 ISの脅威が出現しましたが、上手く立ち回れば経済問題を解決することができるでしょう。


 ISの爆発力次第では内戦に近い混乱状態もあり得ます、テロの抑制と経済問題の解決、戦略戦術では驚くほどの能力を見せたタリバンですが、国家の運営能力はどれほどでしょうか。


(情報と対テロ、過激派、IS抑え込みの見返りに資金援助、パンジシールは放置、偶に戦闘、停戦を繰り返すと思います、補給路を断たれ窮地と聞きますので早期に落ちるかもしれませんが)

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