経営理念とは違う?銀の葡萄が行っている「クレド経営」や6つのクレドを解説
今回は、株式会社銀の葡萄が行っている「クレド経営」について紹介します。当社では、従業員の行動指針を明確化するため、6つのクレドを定めています。
「クレドとはそもそも何なのか」「経営理念とは違うのか」なども解説しているので、ぜひご覧ください。
クレド経営とは?
そもそもクレドとは、企業の従業員の行動指針を明確化したものです。もとはラテン語であり「志」「信条」「約束」などを意味します。
以下3つの要素を実践に落とし込めるよう、行動を具体的に示しています。
ミッション(理念)
ビジョン(目標)
バリュー(価値観)
「経営理念とは違うのですか?」という声をよくいただくのですが、違います。ざっくり説明すると、経営理念をより具体的にしたものがクレドです。
クレド経営を始めるきっかけ
もともと、当社では経営理念のみを定めていました。
しかし、従業員に対して「どういった行動をすればよいのか」「どういう思いを持って働くのか」が定まっていないことに課題を感じるように。「こうしたい!」という想いはあるのですが、それが抽象的ですべての従業員に伝わりにくい状況でした。
そこで、従業員に共通の価値観を持ってもらうことを目的にクレドを定めました。「なにをすればよいのか」を言語化・具体的にした結果、従業員の働きやすさにつながっていると感じています。
また、クレドは採用の際の基準にもなり、ミスマッチを減らせる効果もみられました。
株式会社銀の葡萄が定めている6つのクレド
当社では、従業員の行動指針となる6つのクレドを定めています。
NO ENJOY NO VALUE
プロとして結果を出す
礼節 日本代表
ONE TEAM
安心・安全、5Sの徹底
100年企業
順番に説明します。
1.NO ENJOY NO VALUE
「ワクワクしようぜ」とか「仕事を楽しもうよ」という指針です。自分自身が楽しむことで、お客様や他の従業員を楽しませることを大切にしています。
2.プロとして結果を出す
雇用や家族、絆など、数字よりも大切なものを守るために、数字で結果を出すことを重要視しています。ここでいう数字は、利益や原価、人件費などを指しています。
もともと数字について意識はしていなかったのですが、コロナ禍で1店舗撤退したことをきっかけに「いやいや、数字についてももっと向き合うべきだ」と感じ、このクレドを設定しました。
3.礼節 日本代表
当社では、お客様にはもちろんのこと、従業員にも敬語を使うようオペレーションに組み込んでいます。これは年齢や立場関係なく、一緒に働く人たちに敬意を払うことが重要だと考えているためです。
4.ONE TEAM
当社では、チームワークを重要視しています。誰かが困っていたら助けたり、率先して動いたりすることを心がけています。
5.安心・安全、5Sの徹底
飲食店を経営しているため、手洗いの徹底や手袋の着用、アルコール消毒などを意識しています。5Sは「整理・整頓・清掃・清潔・躾」の頭文字を取ったものです。
6.100年企業
会社が100年継続できるように考えた際、個人と店舗でやるべき行動が異なると考えています。
個人の場合は、本を読んだりセミナーを受けたりなど、学んだことを会社に還元。ちなみに、当社では福利厚生として、以下の制度を設けています。
書籍購入制度:毎月3,000円
セミナー受講制度:毎月10,000円
会社の場合は、「損をしてでも信用を取る」ことを大切にしています。
例えば、お客様が食事中にお手洗いや電話などで席を外した場合、作り直します。少しもったいない気もしますが、お客様に美味しいラーメンを食べていただきたいため、このような行動を取るようにしているのです。
このように、当社では6つのクレドを定めています。
なお、クレドは、毎年経営計画を見直すタイミングで再検討しています。あわせて、評価制度や従業員マニュアルも定期的に見直しをしており、常に進化させることを重要視しているのです。
当社のクレドについては、以下の動画でも詳しく解説していますのであわせてご覧ください!
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