外国人労働者は ニンゲンじゃない?
今回付けたタイトルについて、当たり前ですが外国人労働者も人間です。
Twitterで見かけたツイートと添付されていた下記 広告の謳い文句が気になり、改めてこちらに書きまとめました。
※埋め込んだ写真から掲載元が見られるようリンクを貼ってあります。
この広告を見て、みなさんはどう感じますか?
こちらは、医療、介護、保育サービスなどを提供する総合生活支援企業のニチイが行う、フィリピン人スタッフによる家事代行サービスの広告です。
私自身、日本語教師としてトータル5年ほど 都内の日本語学校等で働いてきましたが、国にいたときは介護士、看護師として働いていたという明るく、前向きなフィリピンの学生たちに出会いました。
また、フィリピンから来た学生に限らず、日本で介護・福祉関係の仕事がしたいと必死に日本語や日本の習慣を勉強している留学生にも多く接してきました。
そういった人たちがこの広告を見たら、どう思うでしょうか?
外国人労働者には気遣いは要らない?
日本語がわからないから何を言っても大丈夫?
外国人でも国家資格があるから安心してください?
日々外国人と接している者の一人として、日本の大手企業がこういった広告を出していることに正直胸が痛みました。
Twitterの方にも書きましたが、特に年配の方で、コトバが通じないと困る、外国人に接客や世話をされるのはイヤだ…といった考えの方がまだまだ多いのが現状だと思います。
しかし、これから増えるであろう外国人労働者とどう向き合い、生活していくかが今後の課題ではないのでしょうか?
外国人技能実習制度に関して言えば「現代の奴隷制度」だとも揶揄されていますよね。
日本で働き、生活していくことを選んだ彼らを捨て駒のように扱わないでください。
外国から来た彼らだって感情を持った一人の人間であることに変わりありません。
外国人労働者を増やす制度をつくる以前に、こういった考えを当たり前のように持つ日本人や日本社会を少しでも変えていくことが先決ではないかと考えています。
イチ日本語教師として、日本人と外国人とが笑顔で共生できる社会になるように noteやYouTubeを通して活動しています!