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【読書の時間】上手な休み方とは?

〈題名〉休養学 あなたを疲れから救う
〈著者〉片野 秀樹

▪️感想

この本のキーワードは、
休むこと≠寝ること

日本人の約8割は、疲れている。

この言葉は、納得しかない。
特に20代、30代の女性は9割が疲れているという。
この背景には、社会的問題がはらんでいる。
子育てと仕事の両立。
母、妻、娘、社会人、現代人と数々の役割をこなしている20代、30代の女性が疲れているのは、当然の結果だろう。

では、その他の人も含めて役割を減らせば疲れが無くなるのだろうか?

きっとそうではない。
現代人が生きて行くには、疲れはつきもの。その疲れとどのように付き合っていくのか、どのようにコントロールしていくのかが大事になってくる。

日本人は、休み下手。

これは、世界的に見てもよく聞く話である。勤勉という日本人の歴史が関わっているのだろう。

自分自身に置き換えてもやっぱり納得しかない。

勉強が忙しくて休めない。
部活が忙しくて休めない。
仕事が忙しくて休めない。

受動的で、強制されているように感じていたが、
その裏側には、自分自身が休むことに罪悪感があったからだ。
だから無意識も含めて”わざと”忙しくしていたのだろう。

体調不良でもないのに休むなんて、、
急に休みになると何をしていいかわからない、、、

上手な休み方を知らなかった。
何をしたらよいか分からず、結局ダラダラして一日が終わる。
そんな過去の自分に伝えてあげたい。

疲労の反対は活力。

休養のサイクルは
活動→疲労→休養→活動
出回っている。

しかし、このサイクルでは、回復しないまま次の活動に行ってしまい、疲労蓄積していく。

理想の休養のサイクルは、
活動→疲労→休養→活力→活動

休養の後に活力を入れることで、
フル充電の状態で活動できる。

つまり、活力が疲労を減らしてくれる。

活力を上げる休養モデルには、
生理的、心理的、社会的など
7つのタイプがある。

何を選ぶかは人それぞれ。
自分に合った活力を選び行動することが、疲労蓄積を防ぐ鍵となる。

”疲れてから休む”から”疲れる前に休む”へ。
上手な休み方が、自分自身にも社会にも活力を生み出す方法である。

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