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もしあなたが本気で写真家になりたいのならこれを読むべき。
今日は「本気で写真家」になりたいのなら。という話を深掘りで書いてみる。
先に言っておくけど、写真家に本気でなりたい人向けの記事だ。
多少きつい言葉で書くかもしれないが、それは「本気」だからだ。
よく聞かれることなのだけど、どうやったら写真家になれるのか?という質問。
ちなみに僕はネイチャーの写真家なので、主にネイチャー系の話になる。
その前にお前は誰だって言われそうなので、一応HPやyoutubeを載せておく。
https://www.siknu.jp https://www.youtube.com/channel/UCD0enQj6_Z4KEwXc6nMaxtA
北海道に住んで写真家をやりながら今は北国を中心に北極圏などを撮り回っている。
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まずは以下の目次から話して、最後にどう写真家になっていくのか?を書き綴っていく。
◉写真家にもいろんなタイプがあるという事を知っておくこと。
まず自分がどのタイプの写真家になりたいのか?これを見極めておく事は本当に重要だと思う。
例えば人物を撮る写真家になりたければ、まずスタジオ入りした方が手っ取り早いだろう。独学でポートレートを作品作りするよりもまずスタジオに入社して1から基礎覚え、その後独立した方が確実に早いし現実的だ。
竣工写真(建築)や報道などと言ったジャンルであれば、その分野で活躍している人に弟子入り(アシスタントにつく)すると言うのも一つの手だろう。
じゃ自然を相手にするような写真家は?と言うとスタジオ入りも独学も両方正解だったり不正解だったりする。これは具体的にどう写真家になっていくのか?の欄で詳しく話していく。
◉憧れと目標の違い
憧れと目標の違い、ここは本当にみんな勘違いするところだと思う。
たまに若い方から同世代の方まで色々質問を受けたりする。
僕はネイチャー写真家なので、その話を中心にすると星野道夫に憧れてるんですっていう方はいまだに一定数いる。
もちろんとても偉大な方だし、尊敬や憧れるは良い。僕自身も好きだし、それは間違いない。
ただ憧れと目標は混合してはいけない。
アラスカに行って写真を撮ってきました。どこかに行って憧れの人と同じ風景を撮ってきました。 それでどうしたらいいか? この質問は本当によく受ける。
考えても見てほしい。今現代アラスカに行くことなど至極簡単だ。飛行機も昔と違っていっぱい飛んでいるし、インスタやアイフォンでどれだけでも現地の情報が取れる。
その状況でそこで写真を撮ったとて、果たしてそれで飯が食えるのか?
答えは簡単 No だ。
100%とは言わないが、全く同じやり方で成功する確率は限りなく0に近いだろう。
じゃなぜ星野道夫の時代はそれで飯が食えたのか? それは「時代が違う」からだ。
僕らは今という時代に生きている。 今しか出来ないこと、今だから出来ること。ここに目標を置かなければネイチャー写真家として飯は食えない。
以前youtubeでとある動画を見たのだけど、とても凄いプログラムを開発して今はその道で成功を収めている人が、最初は星野道夫みたいな写真家になりたくてアラスカで撮ったけど、結局ダメでその道に行った、でも今でも写真家は憧れているとと言うことを動画の中で言っていた。
そちらの道でそれだけ成功していれば正直写真家なんて大した職業でもないのだから、絶対そっちに行って正解だと僕自身思う。
ただ写真家になれなかった理由としては結局は憧れと目標を混合してしまったのだなと感じた。
憧れるのは存分に良い。ただ目標は違うところに置かなければならない。
その答えも後で記述する。
◉安定を捨てる
働きながら時間を多く取れるという特殊な環境下の方はそれで良いと思うのだが、写真を撮るとなると物凄く時間がかかる。
実際今年ノルウェーで野生のジャコウウシをマイナス30度の中テントを担ぎひたすら探し回ったが、やはり何週間も時間がかかる。
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とてもじゃないが、有給くらいの日数では不可能だろう。 本気で撮りたいものがあるのなら安定は捨てていくしかない。
安定を捨てるとは自分で責任を持つという事だ。
以前若い子からDMをもらって色々相談を受けたのだけど、結局安定から脱しきれていないがゆえに悩んでいる様子だった。
写真展や写真作家活動が出来ているものの、結局それは全部「会社」のおかげなのだ。
それに気づけるかどうか?は本当に重要だ。もちろん安定しながら写真作家活動を行うことは大事なのだけど、誰のおかげなのか?ちゃんと全部自分で責任を持っているのか?って言うのを若い時から理解しておくときっとその先の考え方が変わるはずだ。
◉具体的にどう写真家になっていくのか
さて長々と話したけど次は具体的にどう写真家になっていくのか?だ。
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