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衆議院選挙2024終盤に思うこと

前回の続きです 情勢調査の途中経過:野党有利な展開に?各報道機関の情勢調査が出揃いつつある。10/23現在 自民党:200↓↓ 公明党:25↓ 立憲:140↑↑ 国民民主:20↑↑ 維新:40 協賛:10 自民の劣勢はここに来てなお鮮明だ。ただ、2009年の民主党のような暴風という感じでもない。非常に冷ややかな戦いのように思われる。 自分としては、やはり素直に自民党に入れる気にならず、政策マッチングも参考にしつつ考えている状況だが、そういう自民支持層は少なくなさそうだ。

    • 自民党は二つに割れ始めている?

      先日の総裁選以来漠然と思っていることを、つらつらと書いてみる。 Before "The Match"自分は、基本的に岸田総理を支持してきた。その理由は、岸田総理がさまざまな難しい課題から逃げずに、凄まじいスピードで実行に移していたからだ。素人目に見ると、特に安倍総理があの名無しの権兵衛の凶弾に斃れて以来、そのスピードが恐ろしく上がったように感じた。シンプルに、「安倍さんの代わりに俺がやってやる」と言う気迫を感じ、熱烈に支持していた。 その過程で、岸田政権を支持する様々な優

      • 「パー券付記載問題」の選挙結果への影響についての考察

        衆議院選挙の2024/10/16時点での情勢について実績十分の岸田総理の後継として総理に就任した石破茂新総理は、当初報道通り、就任早々に衆議院を解散し、10/15から選挙戦がスタートした。 この石破政権発足については、下記のような大変興味深い解釈もあるので、ぜひ読んでほしい。 https://note.com/keizokuramoto/n/nb63399d155e5 ここではそこまでの考察はできないものの、「パー券不記載問題」の選挙情勢の影響について考えてみたい。 1

        • 福島に安心を取り戻せ!

          風評加害を撲滅するためのアクションプランの私案 ※画像は復興庁webサイト「風評の払拭に向けて」(https://fukushima-updates.reconstruction.go.jp/fukushimanow/pamphlet/huhyou-higai-husshoku_J.pdf)より 福島の復興を阻む最後の壁は何か?2011年3月11日の東日本大震災は、東北地方太平洋側に深刻な爪痕を残した。特に福島県は、災害そのものに加え、付随して発生した福島第一原発事故からも

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        • 興味深い仮説
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        記事

          「岸田総理バースデー色紙」で見えた未来:マスメディアの影響力低下と新しい政治コミュニケーション

          岸田総理の67歳の誕生日2024年7月29日、岸田文雄総理は67歳の誕生日を迎えました。この日、インターネット上の有志が彼に向けてバースデー色紙を贈るという企画を立ち上げ、最終的に389人が参加しました。この企画は多くの人々の関心を集め、私自身もその一人として参加しました。 感謝メッセージの拡散 この色紙を受け取った岸田総理は、感謝のメッセージを自身のSNSにポストしました。この投稿は瞬く間に広がり、1500万インプレッションと11万いいねを獲得する大成功を収めました。

          「岸田総理バースデー色紙」で見えた未来:マスメディアの影響力低下と新しい政治コミュニケーション

          マスメディアの信頼崩壊と独自メディアの台頭

          はじめにマスメディアは長年にわたり、情報の流れを独占し、その影響力を駆使してきました。しかし、最近の一連の出来事を通じて、その信頼性が大きく揺らいでいます。特に、情報のねじ曲げが明らかになった場合、その影響は計り知れません。本記事では、マスメディアの現状と今後の展望について考察します。 豊田会長発言の歪曲報道先日、豊田章男トヨタ自動車会長が「『今の日本は頑張ろうという気になれない』と語った」との報道がありました。(例えばhttps://www.asahi.com/arti

          マスメディアの信頼崩壊と独自メディアの台頭

          ネットで見つけた論客たち

          ※トップ画像はいらすと本舗掲載のイラストを使わせていただきました。 前回のノート(https://note.com/siketio/n/nf4d54ca85f8b)はなんど50を超えるスキをいただきました。多くの方に読んでいただけたようで、とても嬉しいです。 今回はそのノートを作る上でも大位に活用させていただいた情報源についてまとめてみたいと思います。信頼できる情報筋を探している、という人にとって一助にでもなれば幸いです。 「公式」はやはりすごいまずは一次情報ですね。とい

          ネットで見つけた論客たち

          岸田文雄総理が目指す「自立した」日本

          ※トップ画像はいらすと本舗掲載のイラストを使わせていただきました。 今回は、岸田総理の米国訪問を機に色々と感じることがあったので、岸田政権について考えてみました。 1. 岸田政権の恐るべき実績まず実績についてです。実は驚くほどの実績を残しています。 自分が思いついただけでも 原発再稼働 経済安保法案による国内セキュリティの強化 米・英・豪・韓・比を中心とする安全保障体制の強化 賃上げ雰囲気醸成によるデフレ脱却への試み 国内外企業を利用した産業振興 自民党政治体

          岸田文雄総理が目指す「自立した」日本

          埼玉西武ライオンズから考える、マテリアルズ・インフォマティクスが目指すべき未来

          今回は、埼玉西武ライオンズの最近の試みについてのニュースを元に、自分の仕事であるマテリアルズ・インフォマティクスで目指すべき姿について考えてみた、と言うお話です。 埼玉西武ライオンズとは埼玉西武ライオンズは、埼玉県所沢市のベルーナドームを本拠地とする日本プロ野球機構に所属するチームです。  1978年に創立、1980〜1990年代前半にかけてはリーグ5連覇・日本シリーズ3連覇など、無類の強さを誇りました。  その後は、フリーエージェント(FA)制度に伴う相次ぐ主力選手の

          埼玉西武ライオンズから考える、マテリアルズ・インフォマティクスが目指すべき未来

          私の冒険の始まり: アート思考について

          はじめに: 自分の目指す姿 私は、大学院時代から現職に至るまで25年間(気が付けば四半世紀にも及びます)にわたり研究職を歩んできました。この間、学んだ知識を日々の業務に活用し、成果を通じて会社に貢献することに力を注いできました。  一方で、新しい知識や技術に出会った際に「すごい」と感じる喜びが、私の原動力となっていました。常識的に考えれば、企業におけるそれらの価値を決めるものは、実用性、即ちどれだけ会社の利益につながったか、です。「すごい」と感じること自体は、単に自分の中

          私の冒険の始まり: アート思考について