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【蒸留日記 vol.52】北海道秋の旬!セイタカアワダチソウを蒸留してみる!
■序論
北海道で大繁殖している北米由来の外来種の代表格ともいえるセイタカアワダチソウなんですが、、、
うちの実家のまわりもこのセイタカランドなんですよ。
この田舎街三笠市では、人が住まなくなって住宅が解体撤去された空き地は真っ先にこのセイタカアワダチソウの大草原と化します。
毎年秋が来ると花粉をつけた黄色の花穂が壁になっている様はもう見慣れたもんです。見ただけで鼻がムズムズしてきます。
これどうにかできんもんかなぁ〜〜〜〜〜
と悩み抜いた末に、そのセイタカランドをラベンダー畑に作り変えてやろう!という意図もあってラベンダーの栽培が始まりました、実は(笑)
ラベ活も実はアワダチソウの花粉症対策なんですよ。
さて!そんなこんなでの、ラベンダー畑が構えられる前の先住者ことセイタカアワダチソウが開花シーズンを迎え始めたので、大量に居るんなら活用してやるぜ!ってことで、蒸留やっていきまっす!
■セイタカアワダチソウの簡単なプロフィール!
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和名はセイタカアワダチソウといいます。学名はSolidago canadensisです。
ハーブ的な利用がなされている北米由来の外来植物で、この煮出したエキスをバシャバシャするとマジで泡立つことからアワダチソウと名付けられているそーです。
これが泡立ち草の由来ってところでしょうかね!
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一方原産の北米では、これがハチミツの蜜源植物になっていたり、ゴールデンロッド(Golden Rod)という愛称をつけられているそうです。
英語圏の情報からGolden rod oilという存在を知りました。
まぁそれなりに背も高いし、金の杖だよねっていうw
■収穫のようす。
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まぁ難しいことはせずにその辺に生えているセイタカアワダチソウの頭をブツブツと収穫してくるだけっす。
大小さまざまありますが、わりとこんだけでも重量は1キロを越えていましたよっと。(後述)
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草全体を蒸留する!となれば、それなりにでっかい草なので素材はすぐに集まっちゃうんですが、今回は花の純粋なオイルが欲しかったので花のみを摘んでいますよ〜!
■いざ蒸留開始!
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ものの数十分の収穫?回収作業でカンタンに1キロの素材を調達できました!
1キロあれば抽出率のベースを確認しやすくなりますbb
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セイタカアワダチソウの花穂も大小さまざまあるので、デカいものを細切れにして蒸留釜に突っ込みます。
やや甘い香りが漂ってきます。ミツバチが好きそうな感じの…
特段臭くはないんですよ、セイタカアワダチソウ。
で蒸留すること数十分。。。
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しっかりと精油の層が現れてました!いや〜〜〜一安心!
セイタカアワダチソウ、噂通りちゃんと精油分を持ってるようですね!
キク科ってシソ科に次いで優秀だなぁ…
■蒸留結果…オレンジ色の精油!?
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見たときはエッッッ!?!?!?と思い、ビビって蒸留器を一旦停止。
確か蒸気用水はわりとたっぷり目に入れたし、まだ経過時間1時間30くらいなのになぁーとも思いつつ、コゲ色だったら嫌なのでとりま蒸留時間を1h30minで切っておきました。
しかし特にコゲの匂いはついてないようす。
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しっかり目にオレンジ色の精油です。初めて見ましたこんな色の精油。
しっかしセイタカアワダチソウからもちゃんとオイルって採れんねんな…
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ラベンダーやノラニンジン なんかの薄オリーブ色とはまた違った色合いでおもしろい。。。
■香りなど、総論!
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1.収油率
比較的大きくて水々しいボタニカル?素材なので、わりと5〜10分で素材重量自体は1kgカンタンに集まっちゃいます!
抽出量[ 3.5 mL ]÷ 素材重量[ 1052 g]x 100 = 0.332%
結構少ないですね!ラベンダーが特段多いだけなんですけど。。。
わりと群生地で効率よく摘んできて細切れにして蒸留器に押し込めばロスが少なく最大抽出量達成できるのかなぁーとか考察。
2.アロマ
グレフル!!グレフルがいるよ!!!
ほろ苦さをもったあのグレフルの香りがします。
アロマの中に、謎に柑橘臭があるのです。意外!
ざっと脳内イメージではこんなかんじ⤵︎⤵︎
グレフル感>>>ハーバル感>>>土っぽさ
おもしろいことに柑橘系の成分があるのが驚きでした!
これはノラニンジン よりもいい香りすると思う!
はい!こんな感じでした!
セイタカアワダチソウは資源量的にもかなりのものなので、どんどん作って販売してみたい考えです!
ではでは!秋の旬の外来種セイタカアワダチソウの蒸留回でしたぁ〜!
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