【蒸留日記vol.27】ストローブマツ葉っぱを今度は"そのまま"蒸留してみる回!
すんませんすんません、またもやストローブマツです(笑)
前々回拾ってきたストローブマツの葉っぱの物量が思いのほか大量でして、処理が追いついていなかったので今回の実験蒸留に使います!
いまだに松葉系の蒸留において晴れない疑念というのが、
という懸案。。。
今までちゃんと量計って比べたことがない上に、前々回の右手が壊れる寸前まで葉っぱを刻み込んだ蒸留回と比較するため、あえて葉っぱを刻むことはせず釜満杯まで詰めて蒸留してみることにしました。
蒸留に際して、ストローブマツの葉っぱは、とことん刻むことによって大幅に蒸留時間を減らすことができ(開始1時間で80~90%を回収できる)、抽出できるオイルも葉っぱを刻んで投じた量に比例するという、松葉はとにかく刻むが大吉!という結果でした!
しかし、ホントなの?ソレ?
と疑いの気持ちもまだ完全に拭い去れてはいなかったので、今日いよいよ決着をつける形にしたいと思います!
●葉っぱを刻まずそのまま釜に押し込む!
前回と比べて満杯にする!というにはやや心もとない感が拭えませんが、葉っぱは刻まねば真っ直ぐピン!としててコンパクトなので、同様の体積をぶち込んだと考えてます!笑
ほら、刻むとかさばってふっくらするしね!
●で、蒸留する。
2時間30分終了時の歩留まり。
前回実験から推測できるポテンシャルの割に今回明らかに抽出量が少ない。
ほら、やっぱりものっそい抽出遅いじゃん。。。
葉っぱを刻んだ場合と打って変わって異様に抽出速度が遅いし量も少ない。
やはり葉っぱを刻むことで葉っぱ内部を通る樹脂道を露出させないと蒸気が葉っぱ表面を撫でていくばかりで、ぜんぜん精油成分が出てこないらしい。。。
まだ含んでいるとニラんでいるので、加水し、さらに2時間30分追加蒸留した。
●追加蒸留の結果。。。
素材にコゲが発生するまで蒸留回してたうえに、一応溜まっている精油の量からしてもうほぼ抽出されていない模様。。。
やはり松葉は刻まねば精油は最大限抽出することができないらしい。
●結論!
なんか今回でハッキリわかった気がする。
松葉系はしっかり刻もう!
頑張って刻む分だけ採れるオイルの量が増えて蒸留時間・光熱費も短くできるよ!
という結果に尽きますねw
はい!
今回はこんな感じの実験蒸留、松葉は刻むべきか刻まぬ方がラクか?という検証回でした!
【水蒸気蒸留マガジン】
若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。