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【雑記】フロリゲンに関してラベンダーの開花期を意図的に遅らせる【山積日長調整による開花期のコントロール】

インターネットの海をフラフラしていたら「みんなのひろば」っていう植物学に関したQ&Aサイト(日本植物生理学会)をみっけたのですよ。

むろんラベンダーマニアのおいらはすかさず検索欄に[ラベンダー]と打ち込んでみたワケなんですが、ラベンダーというワードが用いられた記事がたった4件しかHITしませんでした。

Achillea millefolium L.についてを期待してノコギリソウも検索してみましたが、HIT0件でした。

そんな中いろいろ関心のある植物種を検索していると、とある研究者さん?が投稿していると思しき質問がありました。

そこで初めて知った「フロリゲン」という開花・花芽形成に関わるトリガー物質、すなわちの発現ホルモン。
この葉っぱで作られるらしき開花ホルモンとされるフロリゲンが発見されたのはごく最近の2007年らしいのです。(京都大学)

やっぱ研究者は一般人とは扱う言葉が違うなぁ〜と改めて感心。。。


そこでエフゲニーマエダは思いつきました。

花芽形成のトリガー物質が葉っぱで作られ、かつ積算日照量が関係あるなら、シェードで朝夕覆っちゃえば意図的に開花期を遅らせられるんじゃね!?と。

話を戻して、実に100種以上はゆうに存在するコモンラベンダーの開花はすでに品種ごとに早咲き(Early blooming)中咲き(Middle blooming)遅咲き(Late blooming)と整理されています。
特に産業的に収穫の必要性が高い品種であるほど開花時期は意識されがちです。
北海道のラベンダー産業史においても、じゃがいも農家さんの副次的作物であったので、本栽培の合間に収穫する必要があり、その品種分け傾向が強かったものと思われます。

言葉を裏返すと、本来ラベンダーの収穫時期に収穫者が何らかの都合が生じて収穫適期を逃す場合、それがラベンダー開花の3ヶ月以上前に判っていた場合、、、
5月6月の新芽展開時期に覆い・シェードを施すことによってフロリゲンの生成を鈍らせ・遅らせることによって花芽の形成・開花時期を遅らせることが可能なのではないか?と思いつきました。


開花時期は5、6月の天候によって左右されるか?

まずシェードを実用しているラベンダー農家さんはまず聞いたことがないので、天然環境でのソレ・再現性を探ってみます。

ようするに、新芽が展開し光合成が行われる5月6月の天候を調べるのです。
本来梅雨のない北海道は5月は春晴れ、6月もその初夏傾向が続きます。これは北海道に20年余り住み続ける男の勝手な推測ですが。
ここは早い話、気象庁から統計を取ってみましょう。

〜〜〜〜省略〜〜〜〜

図表つくったらあとでかくよーん

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エフゲニーマエダ(平成林業。)
若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。