コーヒー甘みの探求旅。
このコーヒー趣味マガジンって習慣的な、なるべく同じ視点に立ち続けて自分のコーヒー観を探っていたりするんだよね。
そして前回記事では自分は飽きやすいとも書いているので、まぁその通り数日〜1週間レベルでちょこちょこやってることが変わってる。(と思う)
ふと立ち止まって自分のコーヒーに対する日々の動きを俯瞰してみると、やりすぎじゃない?と思うこともしばしばあるのだけれど。。。
やはり向かうべくは自分好みの一杯へ。
ということで今朝のコーヒーとここ最近思うことをサラサラ書いていこう。
今日は獲得情報が多くて取捨択一が追いつかずメチャメチャな2部構成になってるよ。
あらかじめ断っておきますbb
■複合焙煎やはりコゲ味強く、良い味ではない感…
やはり何度飲もうと、コゲ味が否めないペルーはカフェオルキデア深煎りで1日がスタートした。
この時に焼いた豆がちょうど1週間を迎えたので、飲み頃にはなっている。
んだけど、焼き方を変えて「直火になるべく触れないように工夫」したけどコゲ味が拭いきれない、好みではない仕上がりになってしまった。
立派な"イタリアンロースト"の完成である!
イタリアンローストまでくるとさすがにラテとかにするレベルなんだろうけど。。。
コゲ味以外においては"完璧すぎる評価"なのに、コゲ味がいることで完璧すぎることがなくなっているのが残念。
心なしか、粉砕したあと挽き粉の色味をみてもちょい黒すぎるよなぁ…とは思っていた。
このコゲ味を次に焼く豆「キャラメラード」「エスペランサ」に持ち込むわけにはいかないので、どうしても理解して対処しておかないといけない。
おそらくコーヒーの味わいにおいてコゲ味の部分と甘みの部分って紙一重くらい隣り合わせた存在なんじゃないかなぁーと睨んでいたりもする。
これがいわゆる「次回への反省」というやつ。
後述する、札幌の自家焙煎カフェで読んだ本で学んだけど、大型の焙煎機でも「排煙」という動作があることに気づかされた。
どうやら焙煎では適度な排煙と解放に伴う排熱/温度コントロールが肝心なようだった。
で先週の焙煎方法を省みてみると、、、
フタを閉じたまま加温し続けていたよね
と気づき。次回の焙煎への反省点をひとつ見つけて解消した気がしたよ!
■コーヒーの味と香りを知る旅へ。
どうしても"コーヒーの甘み"について納得いかなくなったおいらは、ついにその道プロから紹介を受けた札幌は白石区にあるcafe Hinoさんに赴くことにした。
現状自分の抱える「苦い象徴のコーヒーが成せる甘みとは!?」という疑問についてある程度の解を出せるコーヒーが味わえるとのこと。
正直これは当たりだった。
その所以について長ったらしく語っていこうと思う。
about コーヒーの甘み。。。
仕事終わりよく寄ってたファミマのコーヒーコーナ近辺でみる、この広告。
『本当においしいブラックコーヒーは、甘い。』
コンビニの¥100レベルで出せるブラックコーヒーの甘みとやらなんて、正直コーヒーショップで飲む¥400,¥500レベルのコーヒーの味の奥深さにはぜんぜん敵わない。
そもそもコンビニコーヒーは味が薄すぎる。
それを¥100レベルで出そうってんだから、素人舌じゃまったくわからんレベルで甘さなんて理解できない。何を抜かすかw
けど無理謳って売ろうとするモンだから、こんなありきたりな広告になる。
広告としてはごもっともで、数打って買わせりゃ勝ちなのだから。
(けど本当に甘さなんてわからんレベルで薄いのでこう酷評は付けておく)
まず"コーヒーの真の甘み"性分については、¥100レベル極薄コーヒーじゃ理解はできないということ。
んで、ガチ自家焙煎コーヒーショップへ赴くことにした。
最適解を得るにはコーヒーショップへ赴く、これに限る!
■コーヒーの"甘み"には香りと味がある。"Cafe Hino"
さすがその手のプロが営むカフェ、味の表現のためにはお客さんへのヒアリングと豆それぞれで粉の量/お湯の量を段階で分けている。
これにまず圧巻。すごい。
「甘みを求めてるんですよね」と相談すると、そもそも論コーヒーの甘みについては大きく①香りとしての甘さと②後味に伸びる甘みの2つがあるという。
(アロマとフレーバー??)
この2つをとくと体感させてもらえるのがこのcafe Hinoさん。
まず1杯目はナチュラル精製(酸味/果実味が際立つ)の豆を深煎りにして後味に豆の味や甘みをもっていってるというグアテマラはオリエンテ。
甘み系を求めるとなるとやはりグアテマラに行き着くというのはあながち本当のようだ。。。
そしてこの注出方法は4段目の30グラム粉を150ccの中温
高温で旨味を殺さず、ということなのだろうか…!
濃厚なコーヒーとしての旨さは味わえたものの、"理想のグアテマラ的甘さ"ではなく。。。
過去どこかで体感し知っていて、何かに例えて表現できるような味ではなかった。
『おぉ初めまして、こんにちは。』という味わい。アイツだ…!!とはなれなかったのが惜しかった。
さてさてお次に対照的な甘み要素!
香りとしての甘さを味わえるコーヒーを2杯目に注文、、、
意外や意外、「香りとしての甘み」は
このお店が提供する豆種類の中で最もライトな焙煎-中深煎りにおいらを導いた。
エチオピアのイルガチェフェは地元のコーヒー屋さん2BeansCoffeeでもオーダーできるコーヒーだったけど、わりと酸味果実味を味わう用の豆セレクトだった記憶。。。
しかし酸味果実味などではなく、香り(アロマ)に注目してほしいとのこと。。。
結果、イルガチェフェ中深煎りは面白いことに香りが思う以上に甘く、
焼きたての安納芋を思い浮かべさせられる甘さ!!!
絶対こんなコメント付けないよなぁーと思いつつ、素人感覚で行ったら焼き芋の甘さがコーヒーにわかにもわかりやすい例えなんじゃなかろうか!と思った。
この内側と外側をつなげる感覚、大事にしていきたい(笑)
そして酸味特性も勿論存在していて、それは温度変化で酸味の感じ方が変わるというものだった。
温度が高いうちは特にコーヒーアロマの焼き芋のような甘い香りがしっかり香ってきて、冷めるにつれて酸味の主張がforwardに出てくる。
これが「温度の違いでコーヒーを2度味わう」というコーヒーならではの独特な娯しみ方だった。(と思う)
ざっくりとまとめると!
①グアテマラ-ナチュラル豆の深煎りを濃く抽出するとコーヒーの味としての甘みがしっかり認識できる飲み方で、
②エチオピア-イルガチェフェ中煎りは焼きたての安納芋のような甘い香りが楽しめるよー!
というものだった!
悪い癖を助長させすぎて、情報量の多すぎる旧来の悪いまとめ方なnoteになってしまったよ。いやぁ、もっとうまくまとめられるといいんだけどね!
ちょうど同日、東京の方ではこんなおもしろい催しが行われているそうよ!
時代は健康志向的にも浅煎りコーヒーが流行っている世の中だけど、深煎りについてもしっかり理解が深められているのも深煎りファンとしては嬉しい、これからが楽しくなるね…!!
P.S.
おいおい、ラベンダーの記事はどうしたのさ?…と自分。
コーヒーの味/風味の分析って後に手掛けるラベンダーオイル事業の予行演習・デモンストレーションみたいなものなんだよ...と自分。
そういうことらしい。
このマガジンとラベンダーマガジンの整合性を問う自問自答でした!
お・わ・り