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【ラベンダーチャイ作り】ラベンダーのスパイス利用を考えてみる。

こんちゃこんちゃエフゲニーマエダだよ。
きょう日曜日のおやつどきにお届けするテーマはラベンダーの食利用!
巷では#エディブルフラワー と言ったりもしますね!

そして具体的に申すと、ラベンダーをチャイに応用してみよーう!という試みbb
インド名物飲料のアレです、アレ。

そもそもはラベンダークラフトコーラ作りの前途におけるプロセスなのだけど、甘味飲料におけるスパイスの特性把握・理解のために、
まず手短なチャイを作ってみようかーということになった!


というのが動機50%ぐらいで、
残り50%は最近個人流行りの"ラベンダーシュガートースト"に合わせるドリンクが欲しかったから←

●チャイにぶっこむスパイス(材料)たち

今回主役の材料たち

日本のお茶業界では、紅茶分野においてすでに『ラベンダー紅茶』なるジャンルがメジャーに成立していたりする。

紅茶+ラベンダーポプリ

この組み合わせから、おそらく英国由来の楽しみ方なんじゃないかな?と察しがつく。
というように、紅茶ブレンドの1パターンとして存在していたりする。

北海道の観光地ではおなじみのご当地ドリンク

はたまた日本でもしっかり独特の組み合わせが存在していて、ポッカサッポロが発売しているラベンダーティーで、いわゆる緑茶xラベンダーのパターン。
緑茶と組ませるところが実に日本らしい…!

富良野市内のコンビニで、数年おきに販売されては消えの期間を繰り返していたのだけど、どうやらこの富良野ラベンダーティーは長生きしてる。

ググるとコンビニから消えたことを嘆く根強いファンも見られたほどで、2022年現在はAmazonでも箱買いできちゃうくらい生産が手厚い!


おっと前置きが長くなりすぎました!

南フランスではエルブ・ド・プロバンスという、臭み消しミックスハーブとしてラベンダーが使われるスパイスが古くより存在。
というように、ラベンダーはハーブという趣だけではなく、"スパイスの一員"としてしっかり立ち回っている。(←まーた前置きが長い…)

なので【スパイス】+【ミルクティー】であるインドの伝統スパイス飲料チャイでも、ラベンダーはキャラクター性を存分に発揮できるのでは!?

と思いついたワケなのであーーーる!

【使った材料たち / 水400mlレシピ】
1.シナモン1本
(安価なタイプ)
2.クローブホール 大さじ・すりきり1杯
(半分ほど砕いてみた)
3.カルダモンホール 5粒ほど
(外皮と中身とで分けて入れる)
4.八角(スターアニス)ホール 1輪分
(砕いて入れる)
5.3号濃紫ラベンダーのドライ花穂 ひとにぎりほど
(ポプリだと大さじ1杯)
6.市販のアッサム茶葉 2袋分
を、ミルクパンなどの鍋で水400mlで煮る

ではでは、次の章でそれぞれ工夫点などを読み込んでいきましょう。。。


●ラベンダーチャイのポイント解説!

1,茶葉はアッサムを使用!

紅茶ーと聞くとアールグレイダージリンなど有名どころが思いつきますが、彼らは表向き色を楽しむ紅茶だったりします。
なので味香りではそこまで秀でてないんですね。

チャイに使う定番茶葉といえば『アッサム茶葉』これに尽きます。
香りの伸びが甘く贅沢なアッサム紅茶は、上記2種と並んでスーパーなどで簡単に買える入手難度の低い紅茶ですよbb


2, チャイの絶対的スパイスはシナモン、カルダモン、クローブの3種!

この3つを最低限用いば、ほぼほぼ間違いないチャイができるでしょう。
先に反省を書いておきますが、クローブは多すぎたりホールを砕き入れると舌に感じる重みと辛味が強くなっていきます。

シナモンは個人的に甘い香りを強く出したかったので砕いて入れることに。

カルダモンはそのままホールで煮込まず、中の黒いつぶつぶ裂いた緑色の外皮の2つにわけて入れるようです。

八角ことスターアニスも甘い香りのスパイスなので入れてみましたbb
使用量は1コ?1花?1輪分。
香りを出したかったのでバリバリと砕いて入れてみました。


3,ラベンダーの投入タイミングは重要!

ラベンダーの香りの源である"ラベンダーオイル"の特性を知る人間だからこそできる説明なのですが、

大事なことはラベンダーは最後に入れましょう!というポイント!
【注意点】ラベンダーオイルは熱によって揮発し逃げやすい

ラベンダーの香りの正体は、質量の軽い油成分。
なので沸騰した鍋にラベンダーを投じると、熱によってすぐに気化してしまいます。
長時間ラベンダーを煮込んでいると、ラベンダーの心地良い香りだけが先に飛んでしまい、えぐみが強く出てしまうんです。

なので、チャイ作りにおけるラベンダーの投入ポイントは、すべての素材を煮込みきった最後の段階で入れましょうbb


●さっそくチャイをつくってみよーう!

ググってすぐ出てきたチャイレシピいくらかをまとめて参照した調理法なのですが、何杯分のチャイができるか予想できなかったので、水400mlを使用するレシピで試してみました。

ということで片手鍋に水400mLを入れ、冷水の状態からスパイスを煮込んでいきます。
(ラベンダーと茶葉以外のスパイスをここでジャバー!!)

茹で汁に色がつくまで煮込みます。。。

沸騰しても5~10分ほど煮込み続けます。。。

5分ほど経ったら火を止め、アッサム茶葉をティーバッグ2袋分投入。
茶葉はティーバッグから取り出してフレーク状にて煮出します。
(水分が飛んで200mlぐらいになってるハズ)

しばらくまぜまぜし、茶葉から紅茶成分をとかし出したら、
お次は牛乳400mlを投入。砂糖も大さじ2杯ほど入れておきます!
そして再び点火!中火で加熱!

※僕の場合、その場にあった低脂肪乳を使ったため味が気の抜けたサラサラしすぎたチャイになってしまいました!
低脂肪乳を使うと失敗するっぽい

沸騰する間際まで温めたら、弱火にし、指の腹で揉みこんだ3号濃紫ラベンダーのポプリを投入!
揉みしだくと精油の入った線毛組織が潰れて香りが一気に出ます!

※濃紫ラベンダーは香りの伸びが甘く濃厚であることが特徴!
砂糖が多めでも香りは邪魔しません!
3号濃紫ラベンダーの香り特性

弱火で1~2分ほどの短時間煮込んで、火を消し、冷めたらチャイシロップが完成!
ラベンダーの香りが湯気とともに一気に広がるのを感じられるハズです!


さてさていよいよカップと茶こしを用意し、、、

(無印の茶こしは目が細かいのでオススメです!)

●試作ラベンダーチャイを味わってみる…!

茶こしで漉していざ完成!何やらスパイシーな香りが…

隣にラベンダーシュガートーストを用意してみました!
北海道でメジャーなラベンダーというと3号濃紫4号おかむらさきの2種がおりますが。。。
香りが甘く、甘菓子に合うだろな〜と個人的に推しているのは3号濃紫ラベンダー!(バターの香りにもよく合うのです!)

4号おかむらさきの香りはスッキリしすぎており、柔らかい洗剤のような香りになってしまうので、お菓子にはあまり勧めていません。

肝心のお味は、、、

しっかり濃紫ラベンダーの香りが生きてるのを感じられました!
これには感動!
ラベンダーの入れるタイミングがベストだったのか、3号濃紫ラベンダーの甘い香りがチャイにマッチしたのかのパターンでしょうか…!!

どちらにせよ、各スパイスの中にしっかりラベンダーが認識できるのは喜ばしい結果でした!


ただ唯一の大失敗は、食材調達をケチってその場にあった低脂肪牛乳を使ってしまったことでしょうか。
なんともコクの感じられない、スパイス辛さだけの主張を許した味のまとまりになってしまい、、、
ミルクのコクって大事なんだなぁー…と反省させられるチャイ作りでした…!!

加えて、クローブが多すぎました。
さらに砕いて入れてしまったことによるかもしれません。
結果、明らかクローブ由来のクセにより重辛くなりました。

クローブは今回の使用量より少なめがよいです。


・・・という味のチャイになりました!笑

えー人生初のチャイはこのような出来。
ラベンダーはスパイス素材として活かすことができましたが、他のスパイスの量調整が今後とも課題だなぁ〜と思える結果に。

個人的にはスパイスの使用量調節のほかに他品種のラベンダーも使って試してみたいところ。
なので在庫量がマシな他ラベンダー品種でも試してみたいと思いますbb

(ラバンジングロスブルーとかホルゲイトとか…)


今回のラベンダーチャイに使用した、3号濃紫ラベンダーのポプリ単体の販売リンクも近日用意しておきますbb


若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。