#004 『いけない』…忙しがっている時にミステリーを読んでいけない。
怪しすぎる街… 蝦蟇倉市(がまくらし)を舞台として複数の殺人事件が起こる。
全部で4章に分けられ、章の最後にはそれぞれ1枚の「写真」が表れる。
読者はその「写真」からのメッセージを受けとってさらに謎に思いを馳せる。
普段ミステリー小説を読まない自分だったけど、読書会Lectioに参加するようになってから、ミステリーを楽しむことができるようなっている。読書趣味の世界に新しい部屋が増えたような感じがして嬉しい。
ミステリーは、ミスリードさせられないように踏ん張りながら、同時にミスリードさせられてしまうことに快感があるんだなと思う。
読みながら挿絵の地図を見て位置関係を確認したり、登場人物の語りを疑ったり。
すごい頭を使う。気がついたらヘトヘトになるほど熱中している自分がいる。
仕事を片付けましょう。心配ごとを整理して身軽になりましょう。
そして休日に静かな場所に身を置きましょう。
コーヒーを淹れて甘いお菓子を用意したら完璧です。
あとはミステリー小説の世界にどっぷり浸かるだけです。
忙しがっている時にミステリーを読んでいけない。
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