年賀状
ハガキで送られてくる年賀状というのはいつになっても嬉しいものである。
幼馴染の彼女が、インスタのストーリーで
2024年の年賀状を書いて欲しい人〜?というので、すぐに手を挙げて住所を送った。
年賀状にはいくつもの思い出がある。
わたしとって年賀状の全盛期は小学生の時だ。
当時、ミニバスに入団していた私はチームメイトやコーチ合わせて20人くらいには送っていたと思う。
私の家はプリンターがある家ではなかったので、干支のイラストも毎年すべて手書きで書いていた。
絵を描くことが好きだった私は、全然苦痛ではなかったが、自分の干支である辰年🐉の時はさすがに10匹目くらいが限界だった。
流行りのマスキングテープなどでハガキの周りに装飾をしてひと言添える。このさりげないメッセージを書くのも楽しかったが、読むのも楽しかった。
中学生になると、年賀状に寄せた画像を送るようになった。早い時期にスマホを持たせてもらえたので、LINEcameraにあったテンプレートで作成して画像を送っていたと思う。
高校生の時にはもう、年賀状というものは存在しなかったかのようにLINEに定型文を送るだけとなった。
それをここにくるまで、当たり前であると認識してしまっていた。
日本郵便から届く嵐5人の写真とメッセージ付きの年賀状が届くこともない。
母に頼まれてコンビニに家族分のハガキを買いにいくことも無い。
お年玉付き年賀の当選確認することも勿論無くなったのだ。
私が18年生きていた平成は愛おしいことばかりだった。
そんなことを思いながら、お返しの年賀状を
書くことにウキウキしている私であった。
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