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第101話 セルフライナーノーツ『Personal Report』編



さてさてお久しぶりです。
という訳で10月7日、わたくしの3rd.小説アルバム「Personal Report」が公開になりました!!
ありがとうございます!

前作「Our various parks」から約11ヶ月ぶりのアルバムとなります。

制作期間で言うと
2023年の9月下旬〜2024年10月頭です。

制作を開始した2023年の9月なんて前作のアルバムの制作期間でもあったりします。
つまり前作製作中に生まれた小説が今作に入っているというパターンもあります。
まぁ詳しくは後々。

今回のこの作品の大きな特徴を3つ程ピックアップしたいと思います。


まず1つ目

これまでになく自分の実体験が入り交じった作品であるということ。

もちろん隅から隅まで全てノンフィクションではありません。自分の人生を小説アルバムで表せる程濃い人生ではないのでね(笑)

でもこのアルバムは全体を通して自分の人生を軸に書いたフィクション作品になってます。

どれがリアルでどれが空想の物語か。
それは読んでくださった皆様の考察次第ですね。


あと今作は今までになくネガティブな作品になっていたりするので嫌な方は回れ右でお願いします。


そして2つ目

含まれるシングル小説がたった1つであること。

前作のアルバム以降に出したシングルは1作だけで「Arrhythmia of Love」という作品たった一つだけ。そのため今作に含まれるシングル小説はこの小説だけであるということ。

シングルとして出す小説ということはわりかし自分の中でも読んでもらいたいな。なんて思う小説であるということ。
言い換えれば良い出来になった作品であるということ。
それが今作は1つしか入っていない。
シングルをつらつら並べるのはぶっちゃけあまり好きではない。
音楽的に言えばベストアルバムみたいになっちゃうからね。

というと力作がこの小説だけなのか?なんて思われるかもしれないがそうじゃない。
「これいい作品なのにシングルじゃないんだ」
というものがもしかしたらあるかもしれない。
まぁそんなの人によるんだろうけどね。

時に力を入れ、時に力を抜いて作ったアルバムになったと思う。
そのためある意味小説によって一つ一つオン、オフがあるような作品になっただろう。


そして最後3つ目


初めて日本語で書いた小説がある。

初めてとは言えどもこうやってシングルとかアルバムで小説を書く前に何度か日本語で書いたことはあったがそれは自分の中では紀元前だと思っているのでそれは含めません。

アルバム3枚目にして初めて日本語の小説を収録しましたね。
「なぜなぜ」という小説は前作のアルバムの制作過程で出来ていたんだけど前作の作風に合わなさ過ぎて1年ほど寝かせておりました。



まぁ今回こんな作品になってます!


それでは小説1つ1つ詳しく語っていこうかなと思います!!



「泣き場所を探して」



①『upload』

まぁこれは小説というかアルバムのオープニング的な感じですね。
特に語る事はありません。

あなたが読んだその文章がこの小説の全てです。


②『なぜなぜ』

冒頭でも語った通り初めて日本語で書いた小説になります。そしてこのアルバムの中で1番最初に出来た小説です。
そして冒頭でも語った通り前作のアルバムを制作している段階で完成していた小説でもあります。

こちらは自分の仕事において必要不可欠となる「なぜなぜ分析」というものにフォーカスを当てた作品になっています。

これが難しいんですよ。
製造業の人ならわかる人もいるかもしれない。
不良品を出した時になぜ不良が出てしまったか、なぜ流出してしまったか、を考えるものである。

この小説を見ればなんとなくわかるかもしれないが「なぜ」▶︎「なぜ」▶︎「なぜ」と深掘りして真相へと迫っていき、流出した原因を徹底追求するものです。

簡単そうに見えて案外難しいのです。

この物語の主人公では不良を出してしまい「なぜなぜ分析」が難しくて精神を病みかけてしまうというアルバムの前半からわりかしネガティブな小説。



③『I want a Time Machine』

こちらも日本語で制作した小説。
そして今作のリードメイン小説になります。

実は3rd小説シングルは元々こっちにする予定だったんです。
けどアルバムまでこの作品を温存しておくのもありだな。と思いここで初出しになりました。

この作品はおよそ2年前に書いた自分の記事を元に制作した小説になっていて、これでもかってくらいに自分が出た作品です。

過去の小説にもタイムマシンが出てくる作品が幾つかあります。
それくらい私は過去に戻りたいんでしょうね。
いや、戻りたいですよそりゃ。

みなさんもきっと思ったことがあるでしょう。
あの頃に戻りたいって。
それが普通なんです。
誰だって戻りたいんです。
知らんけどな!


④『Cafemocha』

つい3日ほど前までタイトルは「Chill out day」なんて名前でした。
なんかそのまま過ぎるので物語に登場するカフェモカをタイトルにしました。
これもそのままやんけって名前が聞こえてきそうなので耳を塞ぎます。
こっちの方が響きがいいじゃんね。
ということで3日ほど前に急遽この名前に。

ここ最近になってスターバックスの良さに気づいた私です。
コーヒー片手にゆったりとひと息つけるあの刹那はずっと続いて欲しい。
そんな想いから生まれた小説です。

ぼくちんは家の近くにスタバが欲しいです。
ないなら作ればいいか。


⑤『Journey』

今作で1番最後に完成した小説。
今年の8月は福岡に旅行に行った。
旅行に行く時にはこの小説以外の作品は全て出来ていて、あと1つ何か描きたいと思った時に「旅行まで待ってみるか」となり、しっかり旅行に行ってきてから制作。
つまりこの小説がアルバムの最後のピースであったというわけだ。

仕事が嫌で嫌で嫌な人間による現実逃避を描いており、そこから休日が終わり現実に戻ってくるまでの儚く切ない連休をこの小説に詰め込んでいる。

このアルバムのキャッチフレーズである
「泣き場所を探して」はこの小説から来ている。


⑥『LeTTer』

こちらも日本語で制作した小説。

実際に言葉には恥ずかしくて出来ないけど手紙なら書けるって言うのはきっとよくある事なのではないでしょうか?
俺はぶっちゃけ手紙でも恥ずかしいかもしれないです。

あなたには日頃の感謝を伝えたい人は居ますか?
でも伝えられない人は居ませんか?
そういう時にその人との橋を掛けてくれるのが
手紙というコミュニケーションツールです。
今では簡単にメール、LINE、電話でやり取りが出来てしまう時代ですが時には手紙にして書いてみるのもいいのではないでしょうか?

ちなみに仮タイトルの段階では「Dear Mother」だったか「Dear My Mother」でした。
でも冒頭から「Dear My Mother」というフレーズが出てくるので「LeTTer」というタイトルになりました。

手紙を書いて、大切な人に届けられた時はきっと
あなたと大切な人に丈夫な橋がかかる事でしょう。
という所からタイトルのTが2つ大文字になっています。
「TT」だと橋に見えません?


⑦『busy』

現実に戻されるかのように仕事の日々が始まる。

忙しくて忙しくてとにかく忙しくて。
息付く間もなく次々に仕事をこなさなければいけない状況。

しかし仕事をする歳ということは泣いて許されるような年齢ではないということ。
仕事のしんどい部分をこれでもかってくらいに詰め込んだとてもバットな物語。

少なからず共感してくれる人もいるのでは無いだろうか。

上司からの無理難題な注文。
それに必死に答えようとする自分。
一生懸命やっても出来ない自分。
怒られる自分。
仕事が嫌になる。

このループだ。

I'm sick of everything.
I don't know what I want to do.


⑧『Wish 〜brazenly〜』

「busy」から続く物語で無理しすぎた結果足を痛めます。
「Journey」という物語ではなんとか連休をもらっていますが基本この主人公の仕事は連休がありません。
連休どころか休みすらほぼないですし、毎日残業も当たり前です。
典型的なブラック企業と言うやつですね。

足を痛めたのに加え、腰も限界に。
どうしようもないのでもう神頼み!!!
ワロタって感じですね。

⑨『空の飛び方』

もうどうしようもなくなった結果、自分は鳥だったらよかったのにな。
なんて言う考えになります。

上司の思う自分の能力理想と実際の自分の能力現実が乖離し過ぎていると病んでしまったりしませんか?
少なからず自分はそうです。
そう思った事から自然に生まれたのがこの小説。

世の中の経済を回すには結局我々一人一人が働かなければなりません。
でも鳥になれば、魚になれば、飛ぶだけで、泳ぐだけでいいのになぁ〜みたいな物語なんですがこれってきっと鳥や魚に読まれたらめっちゃ怒られる物語だと思います。

「俺たちだって必死に生きてんだよ!!」

なんて声が聞こえてきそうですね。すいません。


⑩『update』

この物語は特に深い意味はないです。
仕事をするにおいて大事な心得であることが書かれてるだけです。

仕事の種類はたくさんあります。
その中でも大変危険な仕事も数多存在します。
作業に慣れてきたからと言って油断すると危ないです。
万が一危険に晒され後悔するくらいなら今気をつけるべき。


⑪『Arrhythmia of love』

今作唯一のシングル小説。

⬆️シングル時のセルフライナーノーツ。

このシングルのセルフライナーノーツには
「この小説は次のアルバムのキーストーリーになってくるのでアルバムではこの小説がどのように化けるのか楽しみにしててください。」というような事を書きました。

その通りでこのアルバムもこの辺りからクライマックスを迎えます。

仕事に追われっぱなしの主人公が数少ない休日の中で出会った人に片想いをするという物語。

行きつけのスターバックスがこの小説には出てきますがもしかしたらお気づきの方もいるかもしれませんが4つ目の「Cafemocha」という小説に出てきているスターバックスと同じです。

そんな彼の恋の行方は次の小説に続くのである。

⑫『Relationship』

こちらも日本語で制作した小説です。

「Arrhythmia of love」で語られた恋愛がここで完結します。

片想いの楽しいところ、苦しいところ、全て出た物語になったのではないでしょうか。

恋は盲目って言いますから、その人の事を好きになれば他の人は眼中にも無くなります。それはそれですいません。

片想いしてる相手と連絡してる時は返信がかなり待ち遠しくなったりします。
けど返信を返してくれるペースが早いか否かは結局個人差があります。
そして返してくれない人には訳があったりもします。
そして返信が来ないと嫌われたのかな?なんて不安も抱きます。

恋って難しいですね。

連絡先を交換してそこからアプローチすれば君に近付けるのではないかと…
そう思っていた。


⑬『Report』

アルバムのラストを締めくくるのがこの物語。
この世は間違いなく恋愛というのが軸にあります。
だって芸能人だって普通に恋愛してるだろ。

「Arrhythmia of love」〜「Relationship」があり恋愛の本質に気付いた主人公を描いている。

どれだけ仕事が忙しくても人を好きになる事はあるし普通に恋愛をしたりします。

もう1度言うと
この世は間違いなく恋愛というのが軸にあります。
でも恋愛が人生において全てなのかというとそれは違うと思います。

ここで続きを語ればこの物語を読む必要が無いような気もするのでここまでにしておきます。





いかがでしたか。

こんな感じでこの1年はたくさん物語を描きました。
そして今作でアルバムも3つ目。
すごいことに毎度およそ1年程のペースでアルバムが出せております。
ですがこのアルバムでこのスパンでのリリースには1度終止符を打ちたいとも思っています。

もちろんいい作品が出来ればすぐにでも作品化したいですけどね。
とりあえずはこのリズムでのリリースに区切りを付けようと思います。

ですが今後も小説作りはもちろん辞めませんしなんなら今まで以上に良い作品に出来るように頑張っていきますので応援のほど宜しくお願いします!!


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