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irie


心地のいい、彼女の隣。
居心地のいい空間が彼女とは作れる。
残暑の中吹く風に揺られながら彼女を思い出していた。

22歳くらいの頃、東京に来て彼女に出会った。
お酒が弱い私はすぐ酔っ払ってベロベロになって。
本当に色々な歴史が私たちにはあって。


ここじゃ書けないことがいっぱいで。ちょっと笑っちゃうくらい変なこともいっぱいしたし、彼氏と付き合ったタイミングも彼氏の名前も別れる時期も全部一緒で。あいり、いつも隣にいてくれてありがとう。リアル友達すぎてnoteに書くのは照れくさくてずっと書けなかったんだ。でももう5年くらい経つのかな、年月は関係ないけどいつの間にか彼女は私の隣にいて。サッパリしてるところも女女しすぎてなくて私と凄く合う。言うまでもなく、心地いい。

きっとこの先も息をするように彼女と過ごしていくんだろうなと。彼氏が変わっても彼女とは何も変わらないんだろうな。


あいりって本当に面白くて。面白いってギャグが出来るとかじゃなくて、人間として面白いの。可愛いのに自信なくて無頓着でお酒に酔っ払うといくとこまでいってしまう。毎回毎回面白いことが起こるの。謙虚で適当で意外とパワフルで。だって朝5時まで飲んでるのに7時から山登り行くとか言って結局電車でぐるぐるしてるの、本当に笑っちゃう。悪口じゃないよ、面白エピソード。私たちは酒を飲み喰らってきた。むしろお昼にランチとかしたことなんて数えるぐらいしかない。そんな関係も楽しくて大人の遊び方を毎回してる。


あいりと出会えてこんなに今笑ってるのって奇跡だよねって話してた。

珍しく真剣な話をして、お互い歳を重ねてきたよねと。
変わらないものはそこにあって。私たちの中にあって。

彼女はあの日、強くなった。強く逞しく、綺麗になった。
池尻の川沿いにある居酒屋で懐かしのソナポケの100回くらい忘れようとしたけどもうだめだよを聴きながら断ち切った。もう飲むしかない!と酒を飲み、終わらせた彼女は本当にいい日を迎えたと思う。彼女の良さは彼女自身が知っているもので、誰が何と言おうと彼女だけが彼女になれるわけで。誰も貴女にはなれないし、貴女の良さは貴女だけのものだよと。


私は彼女がどんな人間になろうとも、彼女の個性全てを愛している。ダメだと思うところなんてないんだから、自由に羽を広げてゆっくりと羽を伸ばして欲しい。


irie


居心地がいい、貴女はとても。
貴女の存在が私を生かす。


いつも、ありがとう
シャンプーは洗い流すものだから。


2023.9
「irie」

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