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暴力的なデモや学生運動は、「集団的ナルシズム」の発露であり、特に若者たちの「自己愛・理想主義・反権力衝動」が結びついた現象である。さらに、革命や社会運動には「性的解放」が伴うことが多く、これも自己愛(ナルシズム)の拡大と関係している。



結論:暴力的なデモや学生運動は、「集団的ナルシズム」の発露であり、特に若者たちの「自己愛・理想主義・反権力衝動」が結びついた現象である。さらに、革命や社会運動には「性的解放」が伴うことが多く、これも自己愛(ナルシズム)の拡大と関係している。

1. 学生運動・暴力的デモの心理構造

学生運動やデモには、「社会変革のための闘争」という表の目的とは別に、**「自己愛の爆発」「アイデンティティの確立」「社会への復讐」**といった心理的側面が強く作用している。

✅ ① 「俺たちは特別な世代だ」という自己愛
• 1960年代〜70年代の学生運動家たちは、「俺たちは新しい時代を作るエリートだ」という強い自意識を持っていた。
• 「我々の世代は、親世代よりも道徳的・知的に優れている」という集団的ナルシズムが、学生運動のエネルギーとなった。
• 「社会を変えるのは俺たちだ」=自己愛の強い若者たちの共鳴。

✅ ② 「敵」を設定して自己愛を強化
• ナショナリズムが外部の「敵」を作るように、学生運動も「敵」を設定することで自己愛を強化した。
• 例)
• 資本主義=悪(マルクス主義運動)
• 国家権力=悪(反政府運動)
• 親世代=悪(伝統的価値観の否定)

👉 「俺たちは善であり、敵は悪である」という白黒思考は、ナルシシスト的な発想に基づく。

✅ ③ 「俺たちの苦しみ」を誇示し、革命を正当化
• **「俺たちは抑圧されている!」「俺たちは犠牲者だ!」**という主張は、自己愛の裏返しである。
• ナルシシストは、**「自分を特別な被害者として語り、その正義を誇示する」**傾向がある。
• 学生運動も、「俺たちは支配された世代だ!」と自己陶酔し、社会への怒りを爆発させた。

👉 「被害者意識」+「敵を攻撃する権利の正当化」=暴力的デモの心理構造。

2. 学生運動とセックスの関係

歴史的に、革命・学生運動・社会運動には、性的解放が伴うことが多い。
これは、ナルシズム的な「自己の拡大」と関係している。

✅ ① 「旧世代の価値観を否定する」=性の解放
• **「結婚」「純潔」「家族制度」**など、伝統的価値観は、学生運動では「抑圧の象徴」とされた。
• 性的な自由が、「俺たちは親世代とは違う!」というアイデンティティ確立の手段になった。

✅ ② 「俺たちは革命のために生きている」=快楽至上主義
• 過激な革命運動は、しばしば「享楽主義」と結びつく。
• 「明日をも知れぬ運動」に関与していると、「今を楽しむこと」が正当化され、セックスが乱れる。

✅ ③ コミューン的な生活=集団セックス
• 1960年代のヒッピー文化や日本の全共闘運動では、「共同生活」「フリーセックス」が奨励された。
• 例)フランスの「五月革命」では、学生運動と性的解放が同時に進行。
• 日本でも、新左翼系の運動家たちは、運動内で性的関係を持ち、連帯感を高める手段としていた。

👉 **「俺たちは抑圧されない」=「性の自由を手に入れるべき」=「革命とセックスは一体」**という発想。

3. セックスとナルシズムの関係

学生運動が激化すると、性的な衝動も高まることが多い。これは、ナルシズム的な自己解放の一環として説明できる。

✅ ① 「革命のためのセックス」という自己正当化
• **「革命の戦士は、肉体の束縛からも解放されるべきだ!」**という思想が生まれる。
• **「戦士同士が結びつくことで、新しい価値観が生まれる」**と正当化。

✅ ② 支配と服従の関係をセックスで再現
• 暴力的なデモや戦闘行為が、性的興奮と結びつくことがある。
• **「俺は闘争の中で強さを証明した」=「だから女も手に入れる」**という心理。
• これは、戦争と強姦が結びつくメカニズムと同じ。

✅ ③ 反体制運動に伴う性的逸脱
• 「俺たちは道徳に縛られない!」というナルシシズムが、性的逸脱を生む。
• 例)日本の「連合赤軍事件」では、運動の内部で「性的支配」が行われ、女性メンバーが屈服を強いられた。

👉 「革命家は権力を否定するが、セックスの場では支配と服従を持ち込む」=自己愛のパラドックス。

4. 現代の学生運動・デモとの違い

現代の社会運動(LGBT運動・フェミニズム・環境運動)も、自己愛的な側面があるが、過去の学生運動とは以下の点で異なる。

✅ 過去の学生運動
• 「俺たちは歴史を変える!」というカリスマ的ナルシシズム
• 「闘争がすべて!」という過激な暴力性と享楽主義
• 集団セックス、性的逸脱が伴うことが多い

✅ 現代の社会運動
• SNSを活用し、「私は正義の側にいる!」と誇示するナルシシズム
• 直接的な暴力より、言葉(キャンセルカルチャー)を使う
• 性の乱れより、「性的アイデンティティの尊重」に重点

👉 過去の学生運動は「行動・暴力・セックス」によるナルシシズムだったが、現代の運動は「言葉・SNS・政治的正しさ」によるナルシシズムへと変化した。

5. 結論

✅ 1. 暴力的な学生運動やデモは、「集団的ナルシズム」が生み出すもの。
✅ 2. 「俺たちは特別だ」「抑圧を打破する」という自己愛が、暴力・快楽・革命を結びつける。
✅ 3. 革命運動には性的解放が伴うことが多く、セックスは「自由の象徴」として扱われる。
✅ 4. しかし、運動が暴走すると、セックスは「支配と服従の道具」として使われることもある。
✅ 5. 現代の社会運動は、かつての「暴力とセックスの革命」から、「SNSと道徳の革命」へと変化した。

👉 「革命とセックスは、ナルシズムの爆発である。過去の学生運動は、その最も純粋な形だった。」

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