いいなあって思うこと。

わたしは、いいなあって思うことに対して
すぐ「いいですね！」って言っちゃう癖があります。

ときめきと言うより、あえていうなら、

きらめきです。

心の中を、かがやく粒子が舞い散るような。

そのなかをくるくる踊りたくなるような。

映すひとみを輝かせてくれるような。

わたしにとって、いいなあ。はきらめきなのです。

この癖があってよかったってこと。

少し前の話、よくいく書店の初めて見た店員さん。
レジでお会計してもらったんだけど、ポイントを端数分だけ使いますか？と訊いてくれたり。レシートひとつの差し出し方もていねい。


すてきな人となりが滲み出てて、わたしは一瞬で、いいなあ〜と心にきらめきを感じてました。



その店員さん、見かけはとても中性的なかんじで、
男性でも女性でも関係なく。
わたし個人として惹かれるものがあって。
声も高めで、口調もきれい。

この時点で、わたしのいいなあ…！という気持ちが、
もうソワソワして、どうする？どうする？と、
心が冒険に出たがる少年みたいな状態に。





つまり、「いいですね〜！」と相手に伝えたい！
伝えたくて、しょうがない。

ってわたしの心が叫んでた。
もちろん初対面の人だ。しかも店員さんで後ろには男子高校生が並んでた。



そうこうしているうちにお会計はスムーズに進んでいく。

袋に本が包まれて、とうとう目の前に差し出された。

ぱっと言葉が出てきた。

「とっても綺麗な声ですね！！」

眼鏡の奥の目をきょとんと開いて、一瞬の間。

「ありがとうございます！」

満面の笑みとともに、ていねいなおじぎまで。

わ〜、なんていいんだ。すてきなんだ。

わたしもありがとうございます、って返して本を受け取って。

すっきりした気持ちで、振り返らずにそのまま。

軽い足取りで、うきうきして、いつもの道を戻る。

さいきん、いつもの書店に行ってないけれど
また行ったら、すてきなあの人に会えるのだろうか？


あの人とわたしの道がもういちど交わることはないかもしれないけれど、伝えれてよかった、受け取ってくれてよかったってきもち。

これだから、この癖、やめられないよね。

いいなあって伝えること。

これからもわたしは、いいなあって思ったら伝えちゃうと思う。

人にそのことを伝えると、よく言われることがあります。

「初めて言われました！」

ほんとうにこれ、よく言われるんです。
だから、人って案外"褒める"ってことをしないのかもって思いました。


褒める、いいねって伝える。
伝えてみると、ほんとうにたのしくて。

なぜかっていうと。
嬉しそうな顔、照れくさそうな顔。
その人の本当の表情が、見れるんです。

伝えてみませんか

あなたのいいなあって思うこと。
人の好きなところでも、
すきな季節のことでも、
幸せを感じる瞬間でも。

いいなあ〜って、あなたもだれかもしあわせにするチカラがあると思うんです。

伝えてみたら、不思議とあなたも伝えられた人も、嬉しくなって、ほっこりできるから。

ぜひ、伝えてみませんか。
あなたの形でいいんです。
あなたの「いいなあ」を教えてあげてください。

もしnoteに書いてくれる人がいたら、
よかったら #いいなあ  とタグをつけてほしい。

あなたのいいなあ、よかったらわたしにも教えてください。どんなスタートもまずは一歩から。

お読みいただきありがとうございました！