💿井上陽水 - 発禁「陽水生誕」アンドレ・カンドレから陽水へ -
中学の頃には良く聞いた陽水、このアルバムのことを急に書きたくなって何十年ぶりに針を落としてみました。
幻のアルバム
1ヶ月程しか発売されていないのにオリコンチャートで6位。
1973年日本初のミリオンセラー「氷の世界」、1974年「二色の独楽」と続けて発売された後の1975年「陽水生誕」ですから、そりゃー売れますよね。
そこで、CDにもなっていないし再販もされていないので、値打ちがあるのかとヤフオクを調べたら安価だったのに驚きました。たったひと月でオリコン6位になるほどの枚数が世の中に出ていますので、考えれば当然の結果でした。
陽水生誕
これがアルバムを開いた画像です。
せっかくですので、中央の解説を拡大です。
Side : A
A面はアンドレ・カンドレ時代です。
何度聴いても時代が追いついていなかったとしか思えません。
1)カンドレ・マンドレ
2)終わりがないのは
1969年9月1日発売のファーストシングル。
アンドレ・カンドレの名でデビュー曲がカンドレ・マンドレって、どこの国の人ですか(笑)
この歌詞は書けませんよね、さすがです。
以下の動画は、「YouTubeで見る」をクリックすれば聴くことができます。
探すと、アンドレ・カンドレが動いている映像がアップされていました(失礼な表現で申し訳ありません)。
3)ビューティフル・ワンダフル・バーズ
4)闇の中で
1969年12月5日発売のセカンドシングル。
5)花にさえ鳥にさえ
6)さあおぬぎ
1970年10月1日発売のサードシングル。
この2曲は陽水が作ったのではなく、松山猛作詞、加藤和彦作曲ですが、陽水ファンならため息しかでません。まるで昭和歌謡です。
以下の動画は、「YouTubeで見る」をクリックすれば聴くことができます。
Side : B
B面は井上陽水時代です。
内容については、先の画像の解説以上のネタは何もありませんので曲紹介のみ。
1)窓をあけろ
2)神無月に囲まれて
3)Happy Birthday
4)二色の独楽
5)傘がない
6)SHE LOVES YOU
7)I SAW HER STANDING THERE
B面から、何曲かを。
井上陽水へ
アンドレ・カンドレとして1970年「花にさえ鳥にさえ」を発売後、2年の沈黙を破り、井上陽水として1972年3月1日ファーストシングル「人生が二度あれば」を発売。その後、快進撃が続くことに。
と言っても、「陽水ライブ・もどり道(1973年7月1日発売)」の帯を読むと、超満員の厚生年金小ホール(1973・4・14)でした。
しかし、この年の終わり、12月1日には日本初のミリオンセラー「氷の世界」が発売されるので、それ以降、小さなホールでのライブは無かったと思います。
ちなみにジャケットを広げると「井上陽水 うれいの年表」が。
その中から拡大して。
こう言う写真を見ると、地球人だったのだとホットするのです。
しかし、アンドレ君ですか…となると、カンドレが姓になるのかなー。
うれいの年表の昭和45年には、こう書かれています。
デビュー曲の話に戻せたので、ここらで失礼。
<了>