📑四條畷市個別施設計画【公共施設】反映事項についての討論（四條畷市民向けの記事）

以下の文章は、2023年1月24日に行われた「議決すべき計画に関する特別委員会」において、私が討論をした内容に加筆修正をしたものです。
長文となりますが、四條畷市民の方に読んで頂ければと思います。

議席5番 畷ビジョンの会 長畑浩則です。
四條畷市個別施設計画【公共施設】の令和5年4月改訂版（原案）の反映事項について、賛成の立場で討論します。

この反映事項は多岐にわたっており、その中から2箇所に絞って述べさせて頂きます。

先ず1箇所目ですが、四條畷南中学校跡地につきましては、周囲に住まわれている方、また、避難所を利用される時等、非常時も含め常時安全な道路となるよう、外周道路の拡幅までを含めた中での計画をして頂くことを要望します。

次に2箇所目ですが、現市民総合センターに計画される市役所と市民総合センター他、多くの施設を含む複合施設につきましては、私自身、当初より「①公共施設再編検討会の提言内容を尊重した上で、②市役所は現在地に保健センターとの複合施設として、市民総合センターは現在地に他の施設との複合施設として」の計画を訴えてきました。その方が、市役所と市民ホール、また他の施設にとって、余裕のある敷地内においてより良い計画になると判断したからであります。

しかし、このことについては、2棟に分けて計画するより1棟で計画する方がより市民負担が減少するとの意見を、議決すべき計画に関する特別委員会における会議の中において委員（議員）からの説明を受け、つまり、コスト面から今回の反映事項の内容に賛成をしたものであります。

ただ、そうなりますと、私の夢描いていた、例えば、市民総合センター敷地の南西道路沿いには近隣住民に対するプライバシーの配慮に加え火災の拡大を防止する高木をたくさん植樹し、日当たりの良い日にはそれら木々の芽吹きを見ながら図書館から繋がったテラスで本を読む、その様な遊び心のある自由な設計は難しいかも知れません。

また、公用車の駐車場を現地で確保したり、市民ホールの席数がどれだけ取れるかはわかりませんが、その席数によってはシミュレーションにおいて他の施設との同時使用により駐車場の台数に不足が起こりうる可能性もあります。その解消のために、埋蔵物調査の可能性が高い地下へ複数階の駐車場を計画せざるを得なくなり、コストが大幅に上がることがあるかも知れません。

コスト以外にも、施設の複合化により多種多様な方々が利用することになります。例えば、教育支援センターや福祉コミュニティーセンターを利用される方が利用しやすい様な環境にまで配慮する必要があります。そのことにより、動線に問題が生じることもあるでしょう。
また、当該敷地の間口が狭いため前面道路の渋滞を緩和する措置が取れないなど、今後、計画を進めなければわからない問題も多々あると思います。そういう時には、行政側だけで悩むことなく、速やかに議会への報告や相談をして頂くことを要望します。

最後に、この地域は第二種住居地域であり、店舗や事務所は建設が可能であるものの主に住居の環境を守るための地域であります。その中で、現在の法律では建設が不可能な施設については、関係する法律の規制緩和等で計画を進めるものと行政側より説明を受けています。

改めて市民総合センターの建設された当時を振り返りますと、住宅はそれほど近接していませんでした。しかし、現在においては、南西側の角地付近を中心に道路を隔てはいるものの住宅が建ち並び、北側においては住宅が当該敷地に接するように建っています。その辺り、例えば、北側は窓を極力作らないなど騒音やプライバシーの配慮をお願いし、私の討論とさせて頂きます。

以上、市民負担を減らすことができるならと賛成した上で考えを述べました。しかし、今でも１棟にまとめることは良いプランにならないと考えますし、大規模な災害時の対応にも不安があります。

私自身、現在もこの件については検討を重ねています。
新たに気付いたのは、施設完成後の前面道路渋滞緩和のために、施設前面道路の市道を南に進み国道163号へ右折をするための車線を作る必要性です。つまり、東中野交差点周囲の土地購入が必要になる可能性もあると言うことです。

＜了＞