見出し画像

📖健康的で文化的な最低限度の生活 ⑴〜⑾ - 生活保護って何? -

柏木ハルコさんの「健康的で文化的な最低限の生活」を、現在発刊されている最新(たぶん)の11巻まで読みました。

amazon のレビューにも賛否を含め色々な意見が書かれています。納得する点も多いのですが、それらを踏まえても公務員や私のような地方議員は読むべき本の一つに入れておいて損は無いと思います。

・・・私自身も今ままで相談を受けたこともありますし、残念ながら話を聞いた時点で不正受給とわかり相談を断った件もあります。・・・

内容は、架空の東京都東区内で次々に起こる生活保護受給者の話です。
認知症やうつ病に虐待、アルコール依存症や貧困ビジネスなど多岐に渡り展開していきます。

こう書くと手に取るのを躊躇されるかも知れません。
しかし、漫画ですので入口のハードルは低く、直ぐ話に引き込まれますので安心して下さい。

これ以上の内容については、私のつたない説明ではなく Wikipedia から引用します。


あらすじ

東京都東区役所に就職した義経えみるは、福祉事務所生活課に配属される。生活課は生活保護業務を担当し、生活保護受給者と日々接して人の生死に関わるハードな職場である。社会福祉制度に全く知識をもたないえみるは配属先に不安を覚えるが、配属早々、先輩ケースワーカーの半田から110世帯の担当を任されてしまう。

半田に助けられながら、必死に仕事を覚えていくえみるだったが、生活保護受給者の男性の自殺、母親から児童虐待を受けていることをうかがわせる子供との会話、精神疾患を持つ女性からの暴言など、次々に衝撃的な体験を経験していく。

やがて、えみるはケースワーカーとしての自覚を深め、生活保護制度に関して本格的に勉強を始める。一方、えみると同期の新人ケースワーカーたちも深刻なケースに遭遇し、それぞれ苦悩していた。

Wikipedia

ポイント

柏木はまた「この漫画では生活保護の不正受給といった生活保護問題にも取り組んでいくが、高校生のアルバイト代の未申告など、必ずしも明確に悪意があるケースばかりではなく、そのようなケースを描くことで生活保護に対する偏見をなくしていけるかもしれない。考え方や価値観を押し付けるのではなく、問いを投げかけるような作品にしたい。生活保護制度に対して否定的な考えを持っている方にこそ読んでほしい」と述べている。

Wikipedia

内容の一部

漫画のタッチや雰囲気を知って頂きたく、著作権の問題をクリアーしている「アル」のサイトから画像を貼り付けます。

アルは、読者、作家、出版社、書店に向けたサービスを展開しています。

アル

生活保護Q&A

全ての巻末には、生活保護のQ&Aが載っており、勉強になります。

まとめ、、、らしきもの

重たい内容ですし、書かれていることが法的に全て正しいのかわかりません。

しかも、読後はモヤモヤした気分ばかりが募りスッキリしません。何故か「遣る瀬無いやるせない」の5文字が頭に浮かびますし。

それでも・・・
興味のある方にはお薦めします。

余談

見出し画像は、iPhone のカメラ設定をポートレートにして撮影しました。横から撮影すると、こんな感じです(笑)

<了>