ハル

おもしろい物語がすきです。

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最近の記事

砂糖菓子の弾丸はわたしを撃ち抜けない おとなになって読む砂糖菓子

 いつからだろう。「未成年が主人公の小説」を読んで、自分の立ち位置が「大人」から動かせなくなってしまったのは。  13歳たちが「自分はこうしなくちゃいけないんだ」とか「これは自分には望んでも叶わないものなんだ」とか思ってるあれやこれや、そうだけど君のせいではないよ!とか、それは辛いことだけど実はよく(でもないやつも)ある話なんよ、とか、それはそれとして筋の通らん話だよ保護者…!とか、そういう思考とともに読んでしまう、ということです。  あまり出来の良いお母さんではないけれど

    • 百年の孤独を読み終わった夜

      ・えっと…………とりあえず………… 新生児を!ひとりで放置!するな!!!!! そりゃ滅びるわ!!!!! ・「百年の孤独」のタイトル回収………  百年目にして、ついに「愛によって生を授かった赤子」が誕生した…ということは、今までのアレもコレもすべて愛じゃあなかった……ってコト……?! え、ちょっと待って…!  ウルスラとホセ・アルカディオも? (愛よりもプルデンシオへの罪悪感で結ばれていたということ……?)  アルカディオとサンタ・ソフィア・デ・ラ・ピエダも……? (憎ん

      • あと50ページくらいで「百年の孤独」を読み終わってしまう

        572ページまで読んだ感想です。 ネタバレを含みます。 たぶん次回で読み終えるので、ぜんぶ終わってしまう前にごちゃまぜの闇鍋みたいな感想をとりあえずぶちまけておきます。ブエンディア一族感情闇鍋! どうなるマコンド。 ・ふたごが同時に亡くなり、そのとき外見がまたそっくりに戻っており、間違って相手の墓に葬られるのって壮大な辻褄合わせじゃん?エモい………! アウレリャノはアウレリャノの墓へ、アルカディオはアルカディオの墓へ。死んでからやっと、本来の名前に戻れた… ・フェルナ

        • 百年の孤独・感想① 独裁者の孤独もしくはアルカディオ考

           231ページまで読了。 ネタバレを含みます。   アルカディオが独裁者になるくだりではじめて、この子はそこまで孤独だったのか…!と気づいた。 正直、これだけ賑やかな大きな家で育って、まさか「孤独」に育つ人間がいるとは思わなかった。  ……でも、考えてみれば確かに、父も、母も、彼からは見えない位置にいる。母であるビラル・テルネラは近くにいて彼を気にかけているし、大事な貯金(50ペソ✕2)だって彼のためにぜんぶ使ってしまう。行方不明だった父が戻ってきて彼の愛情を得ようと望む

        • 砂糖菓子の弾丸はわたしを撃ち抜けない おとなになって読む砂糖菓子

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