いるいるインベーダー、紅葉狩りやっほい
テレビゲームや携帯ゲームにはわりかし縁のない少年時代であった。世代的にはポケモンが隆盛で、マリオも相変わらずといった感じであったが、マイ・ホームにはそもそもゲーム機がなかったのでよくわからない。
その影響かわからないが、大人になった今でもゲームに関心はなく、スマホでゲームをすることもない。しかし、スマホの画面を睨みつけている時間は非常に長い。指先と眼球だけの生活は、どう考えても不健康な習慣である。用もないのにスマホを手に取り、見たいのだか見たくないのだかよくわからずスクリーンを眺めている。スマホを使っているのか、それに使われているのか。それをこの note に書いているところが、なかなかパンチのきいた皮肉である。
新潮新書の『スマホ脳』によると、スマホの悪影響を免れるためには、運動が有効であるということである。その根拠も非常に興味深いので、ぜひ一読することをお勧めする。ものすごく端折って言えば、人間の脳は現代社会に全く適応できておらず、むしろ狩猟採集民の生活に向いている、ということらしい。
そんなこんなで、まずラジオ体操を始めてみた。ご存じのとおりラジオ体操は、毎朝六時半からNHKのラジオで放送されている。いつでも運動できるつもりでいるよりも、かえってこういうふうに時間が決められている方がありがたい。現時点でひと月ほど続けられているので、順調といっていいのではなかろうか。ラジオ体操のあとはラジオ英会話を受講して、七時からは Radiotalk でライブ配信である。
実家はラジオをよく聞いていた家庭であったが、朝はABCラジオと決まっていた。六時半からは「おはようパーソナリティ道上洋三です」が始まるので、ラジオ体操をしたのは夏休みの間だけだった。にもかかわらず、その頃身についたものは本当に「身についた」といった感じで、半分寝ていてもあの演奏を聞けば自然と身体が動く。
ゲーム機もスマホもなかった少年時代、ものすごく充実していた気がする。気というか、おそらく事実であろう。ゲームをしないこともあって、外でよく遊ぶ子供であった。やはり身体を動かすのがよかったのだろう。小学生の頃の遊びと言えば、一にも二にもドッジボールである。この遊びがトラウマ級に苦手の人もいるようだが、私は肩が強かったので大得意であった。二年生と三年生のときの担任が木村先生という男性の先生で、彼をドッジボールで倒すことが何よりの生きがいであった。大人にだって、夢中になって身体を動かせる、それぞれのドッジボールが必要なのだ。
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